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★捕獲-３- ページ18
ジメジメした空気、カビ臭い匂い。
気がつくと手足にロープが巻かれ身体が痛かった。
ここは何処？今は何時？
ぼんやりとした頭で考えてみる。
私、マンションの裏の非常階段で…。
そうだ、ユジンのマネージャーに捕まった。
身体を起こし、辺りを見回す。
割れた窓の外には、大きな月が見えた。
夜なんだ…。
床がギシギシと軋む音がして、誰かがこっちに近づいてくる。
目を閉じて、意識を失ってるふりをした。
｢いつまで寝てるんだ。起きる時間ですよ。｣
私の頬に痛みが走った。
目を開けると、ライターの明かり越しにユジンのマネージャーのニヤリと笑った顔が見えた。
｢お前は、俺達の何を探っているんだ？言ってみろ？｣
乱暴に洋服の襟元を捕まれた。
私は首を横に振った。
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作者名：ayu | 作成日時：2015年1月29日 0時
