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知念side
一時間目の数学の時間。
だるい...。
ブーブーッ
マナーモードにしているスマホがなった。
いつものことだ。
授業中はラインでいつも話している。
今きたのは大貴も入っているJ組のグループ。
山田>今日放課後予定あけとけよ!
有岡に一仕事やってもらうからな!
知念>了解
ブーブーッ
またきた。
今度は大貴の入っていないJ組のグループ。
薮>有岡になにやらせんの?
伊野尾>それな!
あいつ役立たずじゃん?
山田>万引きだよ,万引き。
オレさ,ほしいものあるんだけど
こづかいなくってさ。
だからあいつにやらせようと思って。
お前らもなんかあったら
今日頼みなよ。
岡本>めっちゃいいじゃん!
オレ,何頼もー?
中島>オレはカメラ!
山田>裕翔ぽいねー!オレはゲームかなー!
八乙女>オレ,ベース!
知念>ベースってw
そんなのできるのー?
高木>できるんじゃね?
まぁばれても有岡が捕まるだけだしさ。
雄也のを読んでとたんに怖くなった。
有岡が捕まる_
捕まっちゃったらどうなるの?
別に大貴のことはどうでもいい。
次のターゲットは誰になるの__?
でもそんなことやらかしたりしないよね?
ターゲットだけには絶対なりたくない。
自分のことは自分で守らないと。
このクラスに友情なんて存在しない。
味方なんていない。
絶対に涼介を怒らせないようにしなきゃ。
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作者名:ありな | 作成日時:2017年3月18日 20時