9話 ページ9
「……わかったよ、Aちゃんがそこまで言うなら…。」
後悔はしないでねと言われ、啓ちゃんの手が私の手首を握り呪文みたいな事を唱えていた。
「ёжлуймхкуошщ“解除„」
あ、最後日本語なんだ…。
「どう？使えそう？」
「まだ、分からないよ。」
「Aちゃんのお父さんは、指パッチンで止めてたな。
あ、
届くまでの規模は、訓練しだい。
もっと、訓練するとその調節が上手く効くんだ！例えば、10人中2人の動きを止める事だってできるんだ！！
Aちゃんのお父さんは強かったよ！！」
指パッチンかぁー。
思いきって、指パッチンをするが
「何も起こらない…!?」
「えっと、、、他の指では？どうかな？Aちゃん。」
人差し指から、親指と擦り合っていくが変化はない。
次は、中指…反応無し。次も試すが、反応無し。
次は、小指……
「えい。」
不思議な感覚だ、まるで空気が通っているのに生きていない感覚。
あれ？
お母さん達が動いてない。
一分もしないうちに、お母さんたちが動いた。
「Aちゃん、それがもうひとつの個性だよ。」
「使えた…。
良かった〜…。」
涙目のお母さんがこっちを向いている。
「お父さん、お帰り。」
ほんの微かだが、
「ただいま…」
って聞こえた。
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薔薇の女王 - すごく面白いです。次の話も早く読みたくってウズウズしています。更新、頑張ってください！ (2018年7月8日 22時) (
レス) id: b88f458e4e (このIDを非表示/違反報告)
JACK(プロフ) - 僕のヒーローアカデミアムになっているのでアカデミアに直した方いいですよ！あとベストジーニストさん大好きです (2017年7月16日 18時) (レス) id: b7e803d802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：15itigo | 作成日時：2017年5月21日 19時
