泣く君に期待。＿SG ページ36
【 SG said 】
『.....っ、うぅっ、ん、...』
今、俺のなかで泣いてるA。
こうなるまで、30分前。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SG 「あ、ヤベッ。」
宿舎の玄関を出た頃。
俺の愛用イヤホンを忘れた事に気づいた。
SG 「ごめっ、ちょっと取り行ってくる。」
バンに乗った皆に言って、玄関を開けた。
そしたら、玄関の中から、小さな泣き声。
SG 「？」
声がするリビングまで、足を運んだ。
そしたら、ソファに踞って泣いてるA。
SG 「っA！？」
俺は、すぐAの元に駆け寄って、事情を聴いた。
バンの運転手、マネヒョンに、後から迎えに来てってだけ送って、Aの側に居た。
『....っ、...実は、テヒョンオッパと....』
SG 「テヒョン？.....あぁ、」
何となく分かった。
だって、朝から二人の様子超可笑しかったもんな。
それに、昨日二人きりって事は、テヒョンも我慢できなかったんだろう。
けど、......Aは初心者だ。
手加減しなきゃだ.....。
SG 「大丈夫、テヒョンもきっと反省してる。」
そう言って、ハグしてあげる。
『ね、ねぇ、.....』
SG 「っ、ん？」
上目遣いで聞いてくるA。
『..その.....、オッパ達って女の子にあんなことしてるの？....目的も無いで...』
SG 「そんなバナナ。(笑)目的無しでするなんて事ねえから。(笑)テヒョンも、Aに目的があって、......したんじゃないか？.....」
『そうかな......』
SG 「初めてだったよな。怖かっただろ？」
『.....うんっ、、』
SG 「....うん。今全部吐き出しちゃえ。(笑)」
『オッパァァッ........っ、うぅっ、』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それからしばらく泣いて、今に至る。
SG 「A？大丈夫か？」
『....うんっ、ありがとう。(笑)』
真っ赤になった目を細くして、笑うA。
もう大丈夫だろうと思って、Aの背中にある手を外そうとした時。
((ギュッ
SG 「？」
Aが俺の胸に顔を埋めながら、手を俺の背中にギュッて、.......ギュッて？
SG 「え？A.....！？」
ちょ、今心臓バグハグなんだけど、(汗)
『....もうちょっとだけ.........ね？』
SG 「ん、////」
『ふふっ。(笑)』
ダメだ。Aの上目遣いには敵わない。
けど、Aからハグを求めてるなんて、....。
期待して良いのか.......？
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作者名：crown | 作成日時：2018年3月22日 17時
