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「Aは今日 何食べるの?」
スーパーで食材を見ながらニュートが言った
『んー、スパゲッティにしようかなあ…』
パスタを手に取って そう答えると
いいね、と彼もパスタを手に取った
『ニュートもスパゲッティ?』
「スパゲッティって聞いたら なんだかそれが食べたくなってね」
照れたように微笑むニュートに
思わず『作ってあげるよ!』と言ったら
彼は一瞬 驚いたような顔をして
「ありがとう」ってまた微笑んだ
──
────
────────……
ミートソースを作りながら 半ば強引に食事の誘いをして余計なお世話だったかなって思えてきて、そういえば私 別に率先して作るほど料理は上手じゃないんだったって後悔しても後の祭り。
「わあ、いい匂いだね」
『え!あ!わーだめだめ、キッチン汚いから入ってこないで…!』
いつの間にか後ろに立っていたニュートに内心心臓が飛び出るくらい驚いたが
出来るだけ冷静を装ってキッチンから出て行くように催促する
「どうやって作るのか見てちゃダメ?ミートソースを手作りしてるの初めて見たんだ、お願い。」
一つ分かったことがある、
私はニュートの この笑顔に頗(すこぶ)る弱いみたいだ。
『じゃ、じゃあ見ていてもいいけど あんまりあちこち見ないでね』
ズボラだから食器とか溜まってるし
飛んだ油だって いちいち拭いてない
女として恥ずかしい……。
「大丈夫だよ、Aは素敵な女性だ。」
『…え?』
思ってる事がバレてる…?
「あ、いや。えっと…女として恥ずかしいって顔してた。」
『な、なるほど。ありがとう嬉しい。』
「いいや本当のことだよ。」
それからなんだか恥しくて
お互い黙りこむ、
ニュートが隣で真剣にソースの作り方を見てるこのシチュエーションがカップルみたいで余計に恥しくなった。
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ちょこ - 祀さん» か、神様…!?これ以上ない褒め言葉に舞い上がっておりまするノ)゚Д゚(ヽレギュラスとニュート、私もどちらも好きで一人に絞れなかっただけの優柔不断な作品ですが、楽しめていただけるよう頑張ります!・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2016年12月20日 5時) (レス) id: 22df3d0ed3 (このIDを非表示/違反報告)
祀 - 貴方は神様か何かでございますか……?! レグにニュート、なんて素敵な夢……!!本当に泣けてきました。・゜・(ノД`)・゜・。 パロディはあんまり好きではないのですが、この作品だけは別格ですね!楽しみにしてます*\(^o^)/* (2016年12月19日 1時) (レス) id: f1fbc1deaa (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - きなこさん» わわ!ありがとうございます!!!ご期待に添えられるように頑張ります!!(>_<) (2016年12月11日 3時) (レス) id: 22df3d0ed3 (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 毎回楽しく読んでます続きが気になりますね!(ワクワク)更新頑張ってください! (2016年12月10日 20時) (レス) id: 9801a6b174 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - オカシ大好きqpさん» ありがとうございます!キャラ崩壊しないようにかっこいいレギュラスを保てるか不安ですが、、更新頑張ります!(///°∞°///) (2016年12月10日 0時) (レス) id: 22df3d0ed3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこ | 作成日時:2016年12月6日 15時