初めまして、お義兄ちゃん【stpr】

23日 ページ27

るぅとside

『……なん…でっ…私っ……あんなに酷い事したのに…』

大好きだから。そう言った瞬間、とても眼が輝いていた

きっと、Aが欲しかったのは

どんなに大量のブランド物とかよりも

たった一言の方だったんだ


る「Aに酷い事された記憶なんてないけど？」

『嘘だよ…私今までキツく接しちゃったし…うるさいって言っちゃったし……嫌いみたいな態度…しちゃったし…』

な「ほんとに嫌いな人には話もしないし、遊びに来た時に『いらっしゃい！』なんて、笑顔で言ってくれないよ」

『………ごめんなさい』

る「……ちょっとキザっぽい事言っていい？」

な「いいよ」


·


る「今はごめんより、ありがとうが聞きたいな」

『…！…ありがとう…お兄ちゃん、しょうくん』


る「ありがとうなんて言われること、してないよ」

『え！？お兄ちゃんが言えって言ったんじゃ…』

な「ふふっ…仲良いねぇ」

『よくない！』

もう、元気だね

よかったぁ

『…どうしたの、にやけて』

る「…A、もう元気だなぁって」

『………ありがとう。で、1つ聞いてもいい？』

な「何〜？」


『……あからさまに私の事避けてたけど、私なんかした？』


る「サケテナイヨ?？」

『いや避けてたよね？』

な「…………( ＾∀＾)」

『無言怖』

さすがにそれは…言えないよ

る「(なーくんどうしよ)」←目線で会話中

な「(いや俺もわかんない)」

る「(僕は別に言ってもいいですけど…)」

な「(でもね…)」

『お兄ちゃんまで無言にならないでくれないかな？』

ﾄﾞﾝｯ

『へっ！？……何の音…？』

な「何か落ちた？」

る「ちょっと僕見てきます」

·



·

·


まさか…みるくん？

知ってる人もいるかもしれないけど、僕には愛犬がいる

最初はAが犬アレルギーかもとか考えて部屋のゲージ(？)に入れてたんだけど、リスナーさんならもっと出せない

もしかしたらみるくんの事知ってるかもしれない

さすがにみるくん見ただけでるぅととはわかんないかもしれないけど、声とかのヒント(？)を合わせればわかってしまうかもしれない

僕の名前ほとんど活動名と一緒だし

瑠羽斗→るうと→るぅと

る「みるくーん…ちょっと静かに寝ててくれないかなー」

み「クゥーン！クゥーン？」

撫でてたら寝るかな

そう思ってゲージを開けた瞬間

みるくんは飛び出ていった


る「みるくんっ！！」


……あ、終わったかもしれない


ごめんなーくん

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