20といえば？天馬｢電気ネズミでしょ｣信助｢なんか言った？馬刺｣ ページ21
狩屋視点
時、深夜2時。
場所、鉄塔広場。
緊急過ぎて説明できないのは許してほしい。
｢なんだテメー、首吊りにきたのか？｣
｢首吊んのを止めに来た。
まさか本人が吊ろうとしてるとはな｣
｢･･･人間風情が｣
輝君を夜から付け回し、ようやく辿り着いた。
今夜も誰かを犠牲にするのかと思ってたら
自分が犠牲になろうとしていた。
｢あーもう、止めんなよ。
コイツがそうお願いしたんだからヨ｣
｢ハァ？｣
｢コイツはな、死にたいって言ってるくせに
まだ生きたいだの言ってんだヨ！
その感情が俺に叩き込まれたんだ｣
どうか僕を殺して下さい。
輝君はそう願ったと言う。
狸耳の輝君はケラケラ笑った。
｢だから邪魔すんなヨ、友達ならな｣
その言葉に、俺の中で何かが切れた。
友達だから、死ぬのを止めるな？
違うだろうが
"友達だから死ぬのを止める"だろうが！
｢おい輝君････いつ誰がお前に死ねと言った
俺は少なくとも言ってないぞ！｣
輝君の体が大袈裟に跳ねた。
輝君、いや狸が俺を睨む。
｢････じゃあテメーも一緒に吊ってやろうか｣
ちなみに天馬君は今いない。
･･････あ！？
やべぇ、倒せもしないのに喧嘩売っちゃったぞ。
｢人間が生意気な口利いてんなヨ！｣
人間の体はこんなに飛ぶのか！？
と思うくらい、狸は跳躍した。
鋭くなった爪が俺を襲う。
｢っぶねぇ！！｣
｢なんだ、避けるだけか人間！ギャハハハ！！｣
間一髪避けたけど、次はもう避けられない。
速すぎる。さすが狸。
だが、次の攻撃は俺に届かなかった。
目の前に鋏の刃のような爪。
｢僕はもう、皆に合わせる顔がないんだよ狩屋君｣
｢輝、君･･･｣
｢苦しいよぉ････もぅやだ･･･｣
ボロボロ泣き始める輝君に俺は言葉が出なかった。
｢輝････いい加減にしないと、俺怒るよ｣
その声と共に、輝君の体を矢が貫いた。
いや、綺麗に狸だけを貫いた。
輝君の体から、大きな狸が現れる。
体にはさっきの矢が刺さっている。
｢なんで苦しいなら俺らに言わないかな？
マジでキレそうなんだけど、輝｣
声の正体は、天馬君だった。
21といえばってつけるのやめた！→←19といえば？天馬｢････｣狩屋｢何かないの！？｣
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常連客 - 霧屋天馬さん» うんうん！もう、イナGOの中で一番好きです。あの、葵の蛇・・・じゃなかった、葵に憑りついてる蛇って、倉間じゃないですよね？どうなんですか？いや〜、蛇って言ったら倉間しか思いつかなくて。話の内容だと、倉間じゃ無いっぽいですけどね・・・。更新頑張って下さい (2015年9月8日 16時) (
レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
霧屋天馬(プロフ) - 常連客さん» コメントありがとうございます(^-^)二年トリオ可愛いですよね！頑張ります！！ (2015年8月24日 18時) (レス) id: 6ec01f3b49 (このIDを非表示/違反報告)
常連客 - とっても面白いです！更新頑張って下さい。葵ちゃん編が終わったら、そろそろ二年来ますかね？だとしたら、二年トリオを期待してます(笑) (2015年8月24日 11時) (レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
倉間海正 - １１１！１がいい！ (2015年7月15日 0時) (レス) id: 8b9d93941e (このIDを非表示/違反報告)
レオン - 俺も一番で (2015年5月19日 20時) (レス) id: 32b186398e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧屋天馬 | 作成日時：2015年5月5日 9時
