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私、釘崎野薔薇は只今寝起きである。

昨日目隠し教師の命令で実地試験をやって、無事にWINして帰って来た。

帰って来たって言うか、昨日初めてこの寮に来てやっとお引っ越し完了!

って感じ。

だからまだいくつか段ボールが残ってる。

(何か適当に食べて残りの段ボール片付けるか。)


 


「後、一個!」

残り一つの段ボールにはクソ田舎で買った服が入っている。

「やっぱこれ捨ててくれば良かった...」

上京したんだし、こんな地味な服じゃなくてもっと可愛いの買わなくちゃね。



「つーかれたーーー...」

早めに終わって良かった。

只今の時刻、午前11時。

もうすぐお昼だけどやっと自分の時間が作れるわ。


「...パソコン見よ。」


「うわ〜やっば、これとか良いわね。」

パソコンで見てるのは、今若い女子の中で人気の通販、少女ショップ。

ずっと可愛いと思って見てるけど買った事は無い。

あそこに居たときはお小遣いなんか貰えなかった。親ってケチよね。

チロルチョコくらい買わせろっつーの。


「はっ!何この服、超可愛い〜!!」

適当にセール中の服を探っていたら、正に私が探していた様な服が見つかった。

水色がベースのオレンジ色のボーダー柄が入ったTシャツと

白のプリーツスカート。


「二点セットで1,500円?!めっちゃお得!」

少女ショップは学生のお財布に優しく、トレンドの服が手に入る為

私の周りの女子も来ている子は少なくなかった。

でもあんな田舎だから届くのは結構掛かったんだとか...

可愛い服着るためだったらやっぱりどんな事でもするものよね。

まぁその話は置いといて


「!この子...A?!あの人気モデルの?!」

私が買おうとしている服を来ているモデルはAだった。

Aは少女ショップの人気モデル。

私の買おうとしている服を可愛く着こなしている。


「買っちゃおうかな...?」

せっかく上京したんだし、何よりAが着てるんだものね。

試しに買ってみようかしら...?


よし!



「買っちゃおー!」



 



"BUY IT NOW"



 



カチッ

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作者名:品川 | 作成日時:2021年2月21日 22時

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