麗らかな人でも呪術師になれる【僕のヒーローアカデミア】【呪術廻戦】 (ページ8)

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六話ページ8

虎杖悠仁side

「本当に失神しちゃってんじゃん～！」

「笑い事じゃないわよ！」

俺と釘崎がビルを出ると、五条先生が麗日を見て笑った。

本当に笑い事じゃないんだけど...

「どこに居たんだ？」

「屋上！」

「祓い終わった瞬間に倒れちゃったのかしら...」

てか此奴めっちゃ軽いな。

ちゃんと飯食ってんのか？術式解いてるよな？

「寝顔かわい～！」

「くっ...私より髪綺麗。」

起こした方が良いかな？

「麗日ー、夜だぞー。」

「おーい。」

「起きないな。」

「あーもう！私お腹空いた！起きないんだったらAの分も食べちゃうわよ！」

そう言って釘崎が麗日の頬を掴んだ。

「ねぇ見て！Aのほっぺめっちゃ伸びる！」←

「本当だ！」

餅みてえ！←

『あひぃ...』

「起きた！」

『野薔薇ちゃん痛いよ...』

「こうでもしないと起きないんだもの。」

『起こしてくれてありがとう...あと悠仁君降ろして大丈夫だよ...』

「おう！」

横抱きにしていた麗日の体を降ろした。

『ごめんね、ありがっ...！』

突然麗日の顔が真っ青になった。

「？」

「ど、どうした？」

「顔色悪いわよ？」

『～～～っ！』

すると麗日が近くのゴミ捨て場に走って行った。

「麗ら...」

『うえぇぇぇぇぇぇ...』

「「「「！」」」」

今吐いた...？

凄いオロロロ聞こえたんだけど...

「...どうします？」

「...Aが吐き終わったら暫く安静にさせようか。」

「A大丈夫？...って凄い嘔吐量ね。」

『み"ない"で...うぇ"ッ。』

「落ち着いた？」

『何とか......』

吐き終わった麗日は暫く安静にしていた。

もう大丈夫らしい。

「これからみんなで外食行こうと思ってたんだけど、Aは色々と疲れてるだろうし

また今度にする？」

「俺は辞めた方が良いと思います。」

食いに行きたいけど麗日がヤバそうだしなぁ...

「やだ！シースー！！」

「おい、麗日が嘔吐したんだぞ！少しは人の事くらい考えろ！」

「...ちぇ。」

「麗日が良いんだったら行くっていう感じで良いんじゃね？」

吐いたらまた俺が運ぶか。

「Aはどうしたい？」

『行きたいです...』

「しゃっ！！」

「また吐いたら一番辛いのはお前だぞ？」

伏黒が眉間に皺を寄せながら言ったけど、麗日は首を縦に振った。

『うん、大丈夫。それに私皆の事もっと知りたいし！』

「私もAの事もっと知りたーい！」

「お前は食べに行きたいだけだろ。」

「はぁ？違いますぅ！」