麗らかな人でも呪術師になれる【僕のヒーローアカデミア】【呪術廻戦】 (ページ6)

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四話ページ6

ギィィ

重い扉を開けると少し広い倉庫だった。

『し、失礼します......！』

入った瞬間色んな所から見られてる感覚がした。

外にいたのはあの呪霊だけだった。彼奴は見張りか何かなんかな？

ガタン

『！』

突然椅子が倒れた。

否、絶対わざと倒したやん。

『じわじわ系...？』

此奴らじわじわ怖がらしてこようとしてる？

『思い通りにはさせへんかんな...』

「ア"ァ"ァゾォォ"ォボォ"ォ"ォォ"！！」

『ぴぎゃぁ！！！』

後ろかいッ！！くっそ～...目の前ばっか警戒してたから...

「ア"ア"ア"ァァ"ァァ"ァ"！」

呪霊の声と共に、入って来た所が色んな物で塞がれた。

『なっ？！こんの！！』

私は床に両手を付けた。

『"界隈浮遊！"』

取りあえずこの部屋の物は全部浮かせよう。

そして

「ガァ"ァ"ァァ"ァア"ア"！！」

猛進して来る奴がいんなら...

"攻撃！"

シュンッ

一番近い浮遊物で攻撃する！

『よし！』

このまま繰り返していけば...

ガシッ

『？！』

今背中掴まれた...？

振り返ると外から伸びている手が私の服を掴んでいた。

『！(また後ろ警戒すんの忘れてた！)』

掴む力馬鹿強くて振り払えん！

どうすれば...

バリンッ

『っ！！』

掴んでる奴に窓から投げ飛ばされてしまった。

やばい落ちる！

"空壁っ！"

『...ふぅ。』

もう少しで頭から落ちる所だった...危なっ。

ここ五階なんよ？！

彼奴ら何て事してくれんねん！←

幸いガラスは刺さっていない。良かった...

問題は彼奴らをどうするか。

『そうだ...！』

"浮遊"

自分の体を浮かして飛んだ。

フワッ

『成功！』

案の定空気より軽くなった私の体は飛んだ。

そして屋上に何とか辿り着いた。

『さっきの部屋は...この下か。』

作戦はこうだ。

一、部屋の中に残っている浮遊物を中央に回転させ、中央に呪霊を集める。

二、その中央を屋上から狙って最大の空力で発砲して一気に祓う。

結構沢山居たし、この作戦良いかもしれん！

『やれるだけやってみよう。』

私は屋上の床に手をつけた。

"回転"

するとまた案の定で呪霊達の声が中央に集まってきた。

何かを破壊する音も聞こえる、多分浮遊物。

『破壊しても無駄やー！勝負！！"最大空力発砲！"』

ボンッ！！

　

...

　

『.........勝負あり！！！』

倒せたー！！

初めてあんな量一発で祓えた...

『よし！もーどろっ......と...』

フラッ

ふらっ？

『ぁ...』

そこで私の意識は途切れた。