麗らかな人でも呪術師になれる【僕のヒーローアカデミア】【呪術廻戦】 (ページ5)

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三話ページ5

「さっき浮かしたのって、麗日だよな？」

『うん！私の"術式"、ごめんね勝手に。でも転んじゃったら縁起悪いもんね！』

「そうだよな！」

悠仁君が照れくさそうに頭を掻いた。

「お二人さん、話は済んだかい？」

『あっはい！終わりました。』

話終わるの待ってたんかな？何か申し訳ない...

「では行き先を発表しまーす！」

『？』

行き先？またどっか行くん？

「GI・N・ZA ！」

「「ひゃっほーー！！！」」

『大人の街！！』

「はぁ...」

楽しみ～！

　

『...』

着いたのは想像していた銀座ではなく、今にも取り壊されそうなオンボロビル

に着いた。

「「嘘つきィィィィ！！」」

『てっきり観光かと思ったのにぃ...』

五条先生はお腹を抑えて笑っている。

うぅ...酷い...

『先生っていたずらするんやね...』

「まぁね～。」

「地方民を弄びやがって！！」

「ブーブー！」

「それじゃあ、A。行ってもらおうか！」

「「無視すんな！！」」

五条先生が目の前のオンボロビルを指差した。

え？

『...一人で？』

「勿論☆」

はぁぁぁぁぁ？！

無理無理無理！！

「大丈夫、皆もやってるから。今日はAに実地試験をしてもらうよ。

あのビルの中に居る奴ら(呪霊)を祓って来て欲しいんだ。」

じゃあもし失神したら助けに来てよ？！

そんな気持ちを堪えてオンボロビルに近付いた。

『必ず戻って来ます！』

「頑張れ！」

「戻って来れるって！」

ありがとう...！よし、頑張れ私！

「呉々も失神しないようにね～！」

失神...

『じゃあ失神したら担いで下さいね？！？！』←二回目

わざとなん？！

『...』

入ったは良いものの、薄暗くて誰も居んし怖い。

否、こんなところに誰か居る方が怖いか。

まぁ居るから連れて来たんだろうけど...

「ゴォ"ォ"ォァ"ァ...」

『...ひっ！』

呪霊は私に気づきこっちに向かって来た。

頑張れ私、怯えるな、怖がるな。

決めたやん、姉ちゃんと。

『...勝負。』

そう言って片手で形を作り呪霊に向けた。

"発砲"

ボンッ

「ァァ"ア"ア"ッ！」

呻き声を上げながら呪霊は塵になり消えていった。

勝負あり...！

『よっしゃいける！』

そう呟きながら錆びた階段を上った。

最上階まで来たけど...

『もう居ないかな？...！』

そう言った瞬間奥の部屋から気配がした。

多分さっきのより強いかもしれん。