4階 ページ28
何度だって思ってた
諦めよう、諦めようって
でも出来てなかった
でももう流石に終わり
それから私は逃げるように仕事にのめり込むようになって
休日にはできるだけ外で過ごすようになった
あれだけ彼の影響で頻繁に飲んでいたお酒もその間飲むこともなくなって
それで良かった
ベランダに出るのは彼が出てこない早朝
洗濯物を干すためだけ
そんな生活がしばらく続いて体が慣れ心が追いついてきたある週末
「えー？！結局お隣さんは諦めるの？！」
「ちょ、声大きいって」
帰宅した後すぐに入浴を済ませパックをしながら友達のにこと通話をする
そう言えばsellyの事言ってなかったな、と思い『諦めたよ』と一言伝えるとあれだけ合コンを進めていたのに今は「なによAらしくない」と文句を言い始めた
いったいどうしろって言うのよ、と笑いながら返すとふと、「あぁ、だから最近仕事に必死だったのか」と真剣な声色が返ってきた
『え、そんな態度にでてた？』
「そりゃもうね、オフィスのマドンナがいきなり仕事にのめり込むようなったと思ったら、ふとたまに憂いに満ちた顔するんですもの、男性社員はもう大騒ぎよ」
『もう冗談はやめてよ』と言うも「冗談じゃないって！はーあ私のモテ期はいつ来るんだろ」とかえって皮肉が飛んできてしまう
その後も、何かと愚痴りながら夜遅くまで話し込み次の日目が覚めたのは昼過ぎだった
外で遅めのランチを食べようと身支度をし家を出る
さて何を食べようか
ノープラン出てきたためにまずは周辺のお店を調べる
『お、定食屋がある！でもこっちも捨てがたいな』
「俺はこっちがオススメですよ、ヌナ」
『ほんと？じゃこっちにしよう…ん？』
『あれrasくん？』
「えへへ、ヌナアンニョン」
いきなり声を掛けられパッと振り向くとそこにはrasくんが相変わらず人懐っこい笑みを浮かべ立っていた
その隣にはrasくんとはまだ別系統のこれまた見目麗しい男性も
「驚きました？」
『うん驚いた、えっとところでお隣の方は？』
「あーこちらは同じくストリーマーのmondoヒョンです」
ほらっヒョン挨拶して、とrasくんにドンと背中を押され1歩前にでたmondoさん
よろしく、とよろしくしたくなさそうな声で呟く
一方で私はsellyやrasくんの動画でmondoさんは知っていたけれど実物を見たことが無かったのでこんなイケメンだったとは、胸の内で感激していた
終わり
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くま(プロフ) - 更新嬉しいです！続き楽しみにしてます！ (2月4日 0時) (
レス) @page28 id: b5636d6b9e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 好きです…！！！！！ (2022年7月6日 12時) (レス) @page20 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
miton(プロフ) - 続きがとっても楽しみです。雰囲気から何から好みすぎて、あと5周は余裕で読めます。楽しみにしてます。 (2021年12月28日 3時) (レス) @page17 id: 4870630adf (このIDを非表示/違反報告)
來華(プロフ) - パール さん！！！大好きです！！！ありがとうございます！！！ (2021年12月3日 16時) (レス) id: 1101455d6e (このIDを非表示/違反報告)
來華(プロフ) - こあら さんご指摘ありがとうございます、to doですね笑 英語ブロンズですすみません… (2021年12月3日 16時) (レス) id: 1101455d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：來華 | 作成日時：2021年11月26日 0時
