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episode.19 ページ20
Aside
前世は神楽家という、呪術師の家に生まれて。
神楽家の相伝の術式を持った私は、厳しく、時には暴力も振られながら、稽古をさせられた。
父様の機嫌の悪い時には真冬の外に鍛錬だと言われ、投げ出されたこともあった。
だから、父様の機嫌を損ねないように、神経を尖らせて生きていた。
暴力は受け入れた、受け入れないともっとされるから。
許嫁も、父様が決めた人だった。
その当時、まだ五歳の加茂家嫡男と許嫁にさせられた。
私の死んだ任務だって、
特級三体、1人で行く任務じゃない。
でも、私は行った。
ぶっちゃけ、死ぬことは分かってた。
だから、遺書だって残したし、最期の挨拶にみんなに挨拶に回った。
全部、全部、受け身で生きていた。
今思うと______
『かっこわる。』
私の呪術高専での目的ってなんなんだろ。
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作者名:ばなな。 | 作成日時:2023年8月19日 20時