episode.15 ページ16
Aside
憂太に会ってから2日後______
「聞いたか?今日来る転校生、同級生4人を、ロッカーに詰めたんだと。」
「殺したの?」
「ツナマヨ。」
「いや、重症らしい。」
「ふーん、ま、生意気ならシメるまでよ。」
『まぁまぁ、ほどほどにね。笑』
私は憂太に会ったことがあるとは言わず、みんなの様子を楽しんでいた。
――――――――――――
「転校生を紹介しやす!!テンションあげてみんな!!」
テンションMAXな悟に対して、テンションが低い棘たち。
「随分、尖ったやつらしいじゃん。そんな奴のために空気作りなんてごめんだね。」
「しゃけ」
「…………」
『あはは…………』
憂太、頑張れと心の中で声援を送る。
「ま、いっか。入っといでー!」
ズンッ
悟の言葉で入ってきた憂太から発される、おぞましい里香ちゃんの呪いにみんな戦闘体勢に入る。
「乙骨憂太です。よろしくお願いしま……」
自己紹介を始めた憂太の隣に真希が呪具をぶっ刺す。
「これ、何かの試験?オマエ、呪われてるぞ。」
「ここは呪いを学ぶ場だ。呪われてる奴が来るところじゃねーよ。」
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作者名:ばなな。 | 作成日時:2023年8月19日 20時