episode.14 ページ15
Aside
硝子に一通り検査をしてもらって、早速乙骨憂太くんのところに行く。
うわ〜、久しぶりにここに来たなぁ……
私は呪符使い、今は違う人が守っているのかもしれないけれどここから死刑囚が出れないように前世はよく出入りしていた。
悪趣味だよね、御札いっぱい貼ってあって。
『君かな?いや、君だね。乙骨憂太くん。』
すごい、呪力量っていうか里香ちゃんの呪いがすごい強いな。
「あ、あなたは……」
『私は、瓔珞A。君の同期になる人だよ〜!』
「いやっ、僕は学校には……」
……確か乙骨くんを傷付けると里香ちゃんに攻撃されちゃうんだっけ。
だから、か。
誰も傷付けたくないのかな。
それだったら、私が簡単には死なないことを証明すればいいかな?
『ん〜、でも私は君と学校に通いたいなぁ……。だから、ごめんね。』
パンッ
「え……ビンタっ!?」
ゆ゛ぅだぁぁぁあにさわるな゛ぁぁぁあ!!!
「あ、ちょ、里香ちゃん、だ、だめだよ……」
『あ、この子が里香ちゃん!?やばいね、強いね!?』
でも、まだ抑え込める。
『呪符操術・封、里香ちゃん次会った時はもう少しお話しようね。おやすみ。』
「里香ちゃんが静まっていく……」
今は抑え込めたけれど、完全顕現した里香ちゃんはキツいかもなぁ。
『ね、乙骨憂太くん!私は簡単には傷付かない、もちろん他の同期もね。私たち、君が思っているより強いんだよ?』
だから______
一緒に学校に行こ______?
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作者名:ばなな。 | 作成日時:2023年8月19日 20時