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校舎の中に涼太くんが消えると、



わたしは図書室の入口に向かって振り向き、



窓辺に寄りかかった。





まず、なにを話そう。







なにから伝えよう。







4月から半年以上、







話したかったことが沢山ある気もするし








本当に伝えたい言葉は








ひとつしかない気もする。









どうしようかな。









考えがまとまらないうちに、




廊下の向こうからパタパタと




騒々しく駆けてくる足音が聞こえた。







それは………









涼太くんだ。









その嬉しい、







愛おしい音に、






胸がいっぱいになったわたしは






目を閉じ、







大きく息を吸いこんだ。









もうすぐ勢いよくドアが開くだろう。









もう一度、









私たちは出会うんだ。









――――――――――――Stellar 涙 END

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作者名:ゆーか | 作成日時:2018年1月23日 19時

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