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END ページ21
校舎の中に涼太くんが消えると、
わたしは図書室の入口に向かって振り向き、
窓辺に寄りかかった。
まず、なにを話そう。
なにから伝えよう。
4月から半年以上、
話したかったことが沢山ある気もするし
本当に伝えたい言葉は
ひとつしかない気もする。
どうしようかな。
考えがまとまらないうちに、
廊下の向こうからパタパタと
騒々しく駆けてくる足音が聞こえた。
それは………
涼太くんだ。
その嬉しい、
愛おしい音に、
胸がいっぱいになったわたしは
目を閉じ、
大きく息を吸いこんだ。
もうすぐ勢いよくドアが開くだろう。
もう一度、
私たちは出会うんだ。
――――――――――――Stellar 涙 END
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作者名:ゆーか | 作成日時:2018年1月23日 19時