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＿昼休み。
席が斜め前になったゆりやん、
前の青空と隣の伊織。
青空が話しかけてくれたのがきっかけで
意外と話が盛り上がり4人で一緒にお弁当を食べていた。
「伊織の弁当でかっ！そんでおやつ付きかよ」
伊織「甘いもんないと午後乗り切れへん」
青空「こいつホンマ甘いもん好きやねん。
ケーキ作り趣味やもんな」
ゆり「女子やん」
「あ、じゃあ伊織は将来ケーキ屋さんになるんやぁ」
伊織「そうそう、毎日ケーキ焼いてうって食べてなー」
青空「誰がこの巨人からケーキ買うねん笑」
「そこは青空が接客すんねん」
ゆり「私毎日買いいくわ。イケメンやし売れるやろ」
伊織「それええな、青空接客にまわそ。お給料多めにあげるね」
青空「伊織の下で働くってのが嫌ばい笑」
ゆり「そんなこと言わんといて！泣くで！うわーん！」
青空「なんでゆりやんが泣いてんねん...」
伊織「うわぁーん！このチビがいじめてくるーうわぁーん」
そんなこんなでふざけてる。
なんやろ、めちゃくちゃ楽しいなぁ…
漫才やってるみたいな伊織と青空の会話も面白いし
ボケても絶対に誰かが拾ってくれる、最高。
「Aちゃん、呼んでる」
「え？」
クラスメートに肩を叩かれて、彼女の指さす方向を見る。
亜生「A！ちょっと来てー」
亜生先輩だった。
休み時間に、なんの用やろ…
亜生「ごめんな、ご飯中に。」
「いえ、全然全然！」
亜生「あのさ鍵、持ってて欲しいんよ。
今日兄ちゃん放課後居らんからって渡されてんけど、
洲崎は委員会で、俺も日直で、健人に渡そうと思ったら
あいつ補講らしいねん。
だから多分Aが一番早いと思うねん。開けといて？」
「分かりました！」
亜生「兄ちゃん、マミちゃんとデートやってさ。」
「明日根掘り葉掘りですね笑」
亜生「そやね笑 鍵は俺に渡してくれれば大丈夫！
後で兄ちゃんに返しておく！じゃあよろしく！」
「はいー」
と、もらった鍵をポケットに入れて席に戻った。
伊織「あれ先輩？」
「うん。部室の鍵渡されて開けといてって。」
青空「今の亜生先輩やろ？めちゃくちゃモテるって噂やで」
「そうなんや」
ゆり「確かにかっこよかったー」
お兄ちゃんのこと大好きすぎるブラコンやで。
ってことはあえて言わないでおいたけど
亜生先輩って結構有名なんや…？
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作者名：七 | 作成日時：2020年4月24日 4時
