あの頃の話�� 電話 Ryodai.I ページ23
君を笑わせたいと思ったあの日からより
＿ごめん。季節外れのインフルエンザにかかってしまいました。
そんなLINEが入ったのは、
俺が告白しようと決めたデートの日の前々日
巷ではチラホラインフルエンザにかかることがある、と聞いてたけど
それがまさかAちゃんだとは思ってなかった。
一応、元気っちゃ元気なんだけどね、と付け足してあるけど
一人暮らしでインフルエンザは辛いだろう
俺はAちゃんの家なんて知らないし、
そもそも家に行けるような関係性でもない。
何か買っていこうか、なんて事も言えない。
そんな、出過ぎた真似して嫌われるのは勘弁。
そう考えると、俺はAちゃんに何ができるんだろう
…何も無かった。
ただの友達でしかない俺がAちゃんにできることは何も無かった
けど、ふと、これくらいならいいかな、と
LINEを開く。
閉じる。
やっぱり、と開いて、押せなくて閉じて、
1度トイレに行き、また開いて…
勢いに任せて押した。
prrrrrrr......
「もしもし？」
石橋「あ…もしもし」
「電話なんて珍しいね、どうかしたの？」
隠しきれてない、つらそうな声。
電話したことを、後悔した。
こんなことしてるよりも、寝てた方が絶対いい
石橋「ううん…ただ、ちょっと心配になって」
「…ありがとう。嬉しい」
石橋「え？」
「遼大さんが電話かけてくれて、ちょっと安心した」
石橋「あ、うん…」
初めて、嬉しい、とかなんだろう、そういう感情を
ストレートに表してるのを聞いたきがする。
Aは嬉しい、とかよりも、
ありがとう、って言うことが多いから…
ちょっとびっくりしたのと胸がキュッとなったので
ハギレの悪い返事をしてしまった。
「意外と元気なの。だからあんまり心配しないでね？
治ったら必ず埋め合わせするんで…
ほんとにごめんなさい」
石橋「ううん…こっちこそ急に電話してごめん。
お大事にね」
「ありがとう」
石橋「じゃあ…また」
通話時間は、5分もない。
彼女は「嬉しい、ありがとう」と言ったけど
果たしてこの電話が今の彼女にとって支えになったかはわからない
なってればいいなとは思うけど…
あぁ、なんてもどかしい。
移ってもいいから彼女の元に行って何とかしてあげたいのに
自分の無力さが、身に染みる。
＿早く、会いたい。
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七(プロフ) - キリカゲさん» いつもありがとうございます！私もあそこは結構お気に入りなんです……笑 亀更新ではありますがこれからもどうかよろしくお願いいたします！！ (2020年11月10日 3時) (
レス) id: abff0b7c50 (このIDを非表示/違反報告)
キリカゲ(プロフ) - コメント失礼します…！私は「お宅のオタク。」が1番お気に入りです、「きもきもきーも」くん連呼には笑ってしまいましたが…笑(そんなところも好きです) 御忙しいとは思いますが、無理せず頑張って下さい。陰ながら応援させていただきます…！ (2020年11月6日 22時) (レス) id: 2f1a054101 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - ラジオでバシくんが彼女いること匂わせて、つづちゃんとごたくんに質問責めされるお話みたいです！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
konan - リクエストお願いします！バシくんが大雨の中びしょ濡れで彼女の家に来るお話見たいです！なにか悩んでることあるっぽいのがいいです！よろしくお願いします！！ (2020年7月19日 20時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - いつも楽しんで読んでます。エイプリルフールにバシくんに別れようって冗談で言ったら、めっちゃ焦るバシくん見たいです！ (2020年7月14日 17時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七 | 作成日時：2020年1月3日 1時
