― ページ21
「大丈夫だった？」
俺が家に上がるなり、Aは鍵を厳重に閉め、俺にそう聞いてきた。
都築「いや…一応ばれないようには見てきたつもりだけど、
俺にばれたってわかってもあれかなと思って、
あんまり詳しくは見れなかった。大丈夫か？」
Aをぎゅっと、抱きしめる。
小さな体は、震えていた。
そうだよな。怖かったろうな
「うん…」
都築「しばらく、朝は一緒に出よう。帰りも、会社に迎えに行くから」
「でも、拓紀が地方とかに行くときはどうするの…」
都築「その時は友達に来てもらうとか、友達の家に泊まるとか…
とにかく、今は一人になっちゃだめだ」
「うん…」
都築「俺、ここにいるから、お風呂入っておいで」
まだ、帰ってきたままだったAの頭をなでそういうと、
いくらかは落ち着いた表情をしていた
朝。
Aの出勤の時間に合わせて家を出た。
あくまでも、昨夜彼氏が衝動的に来て朝一緒に出ただけを装って。
出た先には見た感じいない。
けど、駅に向かって歩いていく途中、
人の気配を感じた。
途中、男はどこかに消えたが、心配で
会社のエントランスまで送り届けた。
そして俺は電話をかける。
その夜。
会社に迎えに行って
彼女の家に帰る。やはり、足音と気配を感じた。
と、誰かが走っている足音。
口論している声。
Aが後ろを振り向いた。
俺も振り向くと、そこには黒づくめの男と警察官二人
警察官の一人がその男を取り押さえると、
もう一人が俺たちに駆け寄ってくる。
「藤井さんと、都築さんですよね？ちょっとお話いいですか？」
そう、俺はAを送り届けた後、もう一度警察に連絡していた
後日、警察から連絡があってAをストーキングしていた男は
Aが昔付き合っていた彼女に似ていたことから、
恋心を抱き、ストーカーしていたらしい、との事。
今は事情聴取やらなんやらで拘束されているが、
引っ越すことを強く進められた。
都築「引っ越すか！俺も引っ越したかったし」
「拓紀も？」
都築「俺さ、そろそろ一緒に住んでもいいと思ってるんだよね
もちろん、Aが良ければの話だけど。」
fin.
いひひさんリクエスト
ストーカーから守る都築さん。
上手くかけたか、自信はないのですが…
書いてて悲しくなったので最後に幸せにしておきました笑
リクエストありがとうございました！
あの頃の話�� 香水 Ryodai.I→←守りたいもの。 Hiroki.T
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
七(プロフ) - キリカゲさん» いつもありがとうございます！私もあそこは結構お気に入りなんです……笑 亀更新ではありますがこれからもどうかよろしくお願いいたします！！ (2020年11月10日 3時) (
レス) id: abff0b7c50 (このIDを非表示/違反報告)
キリカゲ(プロフ) - コメント失礼します…！私は「お宅のオタク。」が1番お気に入りです、「きもきもきーも」くん連呼には笑ってしまいましたが…笑(そんなところも好きです) 御忙しいとは思いますが、無理せず頑張って下さい。陰ながら応援させていただきます…！ (2020年11月6日 22時) (レス) id: 2f1a054101 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - ラジオでバシくんが彼女いること匂わせて、つづちゃんとごたくんに質問責めされるお話みたいです！ (2020年8月19日 12時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
konan - リクエストお願いします！バシくんが大雨の中びしょ濡れで彼女の家に来るお話見たいです！なにか悩んでることあるっぽいのがいいです！よろしくお願いします！！ (2020年7月19日 20時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - いつも楽しんで読んでます。エイプリルフールにバシくんに別れようって冗談で言ったら、めっちゃ焦るバシくん見たいです！ (2020年7月14日 17時) (レス) id: be43918e80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：七 | 作成日時：2020年1月3日 1時
