4000 ~short story~

＿ ページ15

都築「…お風呂、入ろっか」


「うん」


都築「え、いいの？」


「ん？何が？」


都築「一緒に」


「…いいよたまには

でも、先入る、恥ずかしいから」


都築「じゃあ、いいよって言って？

そしたら俺行くから。」


「うん」




なんだろう、この愛おしさ


喧嘩したあとの愛おしさ？ってなんだこれ。


一緒にお風呂なんて、


妙にドキドキして、バクバク言ってる。


脱いだものを洗濯機に入れて、ドアを開けて湯船に入って





「いいよー」



ドタドタ。


バンッ



都築「うりゃ！」




ザバン。




「早…」


都築「そりゃ心待ちにしてたからな。

脱ぐスピードは超速球だぜ」


「ちゃんと洗濯機に入れたの」


都築「入れたよ。」


「じゃあいいや」


都築「…A、そんなに隠さなくていいよ」


「だって恥ずかしいもん」




バスタブの、端と端。向き合ってて恥ずかしいから


体育座りしてる私の腕を彼は引っ張った


ばしゃん、と音を立てるお湯。


思わず、彼の胸に飛び込んでしまう


濡れた素肌が密着して、どうも心臓が速い。




都築「…ドキドキしてる？」


「聞こえてる？」


都築「すっごい速い。」


「ドキドキしてるもん」




恐る恐る、背中に手を回した。




都築「…なんか、めっちゃ好き」


「うん」


都築「Aは？」


「…、すき」


都築「照れんなって。可愛いな」


「照れてないし」


都築「お？顔上げてみ？」


「いやですー」


都築「なんで？」


「なんでも。」


都築「ったく、しょうがねぇな」




そう言われて、ちょっと強引に顔をあげられると


落とされたキス。


角度を変えて何度も何度も。


合間に聞こえる、お互いの息遣いと、


波打つお湯が、時折ぱしゃりと音を立てる。


ああもう……


必死に食らいつくけど


どうもドキドキが止まらなくて着いていけない




「…、ねぇのぼせそう」


都築「…だな」




肩で、息をする。


耳を当てていた彼の胸からも、


速い音が、聞こえた。




「…速い。」


都築「…俺もめっちゃドキドキしてる」





なんかすごい、好きだよ、大好き。




都築「体洗うか」


「…そうだね」




ばしゃり、とかけられたお湯


髪の毛が濡れた




「何してんの笑」


都築「俺が頭洗ってやるよ」


fin.
＿＿＿＿＿＿


Kurumikan212さんリクエスト

都築さんと喧嘩後のお風呂



お風呂イチャイチャの正解がわからぬ…！

リクエストありがとうございました！

だから酒癖悪い女は嫌いなんだよ。Ryodai.I→←喧嘩するほど仲がいい Hiroki.T

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