若狭推しによる若狭推しの為の若狭短編集【東京卍リベンジャーズ】

もしもワカと夢主が喧嘩をしたら ページ10

〈林檎さんのリクエスト〉
『っ、もうワカなんて知らないっ！』
「は......じゃあオレももうAの事なんて知らねぇ。」

　何故この最強カップルがこうなっているかと言うと、遡ること15分前。

『何、あれ......』
　
　貴方は友人と渋谷に出かけました。そして友人と別れた後、しばらく辺りをブラブラしていました。
　その時でした。向こうの横断歩道から彼と見知らぬ女性が渡って来たのは。
　その女性と彼は側から見たらカップルのよう。貴方の目にもそう見え、酷くショックを受けました。
　
　そして彼が帰って来ました。
「ただいま。」
『......おかえり。』
　明らかに声のトーンがいつもより低い貴方に、彼はこう問います。

「なんか元気ない？」
『......別に。』
「嘘だ。話せよ。」
『...やめてよ、そんな思わせぶりな行動すんの。』
「え？」

　まるで知らないフリをする彼に、貴方は痺れを切らします。

『ワカの一番が私じゃないってもう分かったから！そんな思わせぶりな行動しないで！勘違いしちゃうじゃん......』

「何言ってんの？オレの一番はAだけど。」
『嘘だ、そんな筈ないっ！』
「何でそんな風になってんの？事情、話せって。」
『嫌だっ！』

『っ、もうワカなんて知らないっ！』
「は......じゃあオレももうAの事なんて知らねぇ。」

　と言う訳なのです。

『ワカなんて大っ嫌い！』
　と思わず貴方が思っても見ない事を言うと......

「.....なんでそんな事言うんだよ。」
　彼はか細い声でそう言いました。

「オレ、Aの事大好きなんだよ。一番なんだ。だから嘘でも言うな、そんな事。」
『っ、じゃあなんで私が一番なのに他の女の人とデートなんてしてたの？』

「......は？」

『だって、今日渋谷で女の人と歩いてたじゃん。私の事、嫌いになったからじゃないの？』


　すみません、文字数足りないんで次行きます。

　

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