**LOVER**3

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『な、んで秀太が？えっ、なんで？どうして？！えっ、えっ？！どういうこと？！』








｢A焦りすぎ笑｣








『だって…そういえば実彩子は？てかその花束なに？！』






｢まぁまぁ、落ち着いて笑 順を追って説明してくから｣








とりあえず秀太を部屋の中に入れる








お互い座りもしない







立ったまま、見つめ合う







｢んーと、まず第1に実彩子はこの部屋に帰ってこない｣









『はっ！？』









｢実彩子は迎えに来たにっしーの車で今さっき帰った。｣





！？！？！？








実彩子帰ったの！？








｢んでもって実彩子が持ってきた荷物は俺の。俺は花束買って、にっしーの車でここまで連れてきてもらった。｣








あのバック秀太のだったのか！








どうりで実彩子っぽくないと








いやいやいやいや！！！！！！そんなこと気にしてる場合か！わたし！








『実彩子の居場所はわかったとして、秀太はなんでここにいんの？』









｢．．．．．．｣









『秀太．．．？』









｢．．．Aはいま幸せ？｣









『えっ…？』









｢──４年前．．．あの時はまだ子どもでAと離れることがお互いの幸せだと思ってた．．．でもそんなの、逃げる言い訳でしかなかった｣









花束の包装紙がクシャと音を立てる









｢あの日の言葉は嘘じゃない。けど心のどっかでは新しい世界へ行っちまうお前と心の距離まで離れていったらどうしようって、本当はずっと怯えてた、んだと思う｣









『しゅうた．．．．．』









｢…気持ち悪いって思うかもしれない。けど、でも、この4年間Aのことを忘れなれなくて、ずっとAのことを想ってた。Aが大切だって気付かされた．．．！！｣









久しぶりにみる真剣な顔の秀太









『．．．．．気持ち悪いなんて思うわけないじゃん』









｢えっ．．．｣









『秀太さっき、幸せか､ってきいたよね』









｢あぁ｣









『確かに向こうに行って何もかもが新鮮で、辛いことも泣きたいこともあったけど楽しかった。憧れの人から学べて幸せだった。』









さっきの実彩子の言葉の意味がわかった気がする









『けど、だけど．．．．好きな人が隣にいない日常は心に穴があいたみたいに虚しかった。寂しかった．．．』









自然と涙が溢れてくる

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