**LOVER**3

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7月下旬





秀太と付き合ってから2ヵ月と少し経った







特に大きな喧嘩もなく交際は順調で








『秀太おはよ。もう少しで朝ご飯出来るから早く顔洗って着替えてね〜』






｢ん｣







秀太の家にお泊まりすることが増えた








だから今日は






｢今日さ､IK○Aで家具見たあと普通に食料品買いたい｣








『じゃあお昼ご飯はI○EAだね』









同棲するための家具を見にいくのです！！！








ちなみにお部屋は二宮財閥が所持してる数あるマンションから叶華さんが厳選してくれたとこから2人で決めた。







ほんとに何から何まで叶華さんに頼りきりで、家具も一級品を揃えると提案されたがさすがにそれは悪いので家具くらいは自分たちで買う









｢そろそろ行くか〜｣









『うん！』









｢……まさかと思うけど、その格好で行くの？｣









『？？ うん。何か変？』







黒のノースリーブタンクトップにデニムの短パン、髪は少し高めのおだんごヘアー。というのが今の格好だ。ちなみにこれから秀太とお揃いで買った丸メガネも付ける予定







｢露出多すぎやしませんかい？｣









『そうかな〜？アメリカではこれくらい普通だったけど』









｢ここは日本です！…ってことで着替えて！｣








『え〜』








｢え〜、じゃない。ほら俺が選んであげるから｣








『やった！』








で、秀太が選んだのは








『まって笑 これじゃあリンクコーデじゃんww』








秀太が着てるのと同じTシャツを渡された






前に私がお揃いのTシャツが欲しいと言って買ったものだ






しかも今日は秀太もデニムのジーパンだからほんとに何もかもがお揃いになる









｢露出度が高い服を着るより俺とお揃いの服を着た方がよくないですか？｣







少しはにかむ秀太








『〜〜！！ そうですね！』







秀太に渡されたTシャツを着てメガネをかけて秀太の車に乗る









秀太も丸メガネをかけてるからほんとに何から何までお揃いで







『誰かとこんなに全部お揃いなの高校生ぶりかも』









｢たまにはいいじゃん！誰も俺らだって気づかないよ。｣








『それもそうだね笑』







｢うん。…じゃ､出発しんこ〜！｣







『いぇ〜い！！』









この時、私たちは幸せで、









全部分かってるようで、何も分かっていなかった。









何も見えていなかった

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