黒猫少女、英雄高校へと行く［ヒロアカ/文スト］ (ページ34)

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黒猫が三十二匹ページ34

オールマイトは暴れる爆豪をまぁまぁと宥めつつ、メダルを爆豪に勢いよく下げる。

爆豪のメダルは、口にさがった。

「では！黒猫君！太宰君！君たちの戦いはとても凄かったぞ！あのプロヒーローでも出来ないような
手さばき！私の目でさえ追いつくことは出来なかった！！一つ一つしっかりと攻撃に重みがあった！
君たちは注意することも何もなし！君たちは将来凄いヒーローになるだろう！！」

期待を込めながら、告げるオールマイト。

オールマイトも、Aと太宰の試合を見て心から凄いと思った。

全てが何もかも違う。

プロヒーローよりも戦闘慣れをしており、ナイフを見ても一切怖がる素振りはなかった。

それどころか、楽しそうに笑いながら、会話をしながら戦っていたのだ。

この子達がタッグを組めば、それこそまさに最強であろう。

一人だったら私でも勝てる可能性もあれば、あの二人に襲われたら決して勝てないだろう…
とオールマイトは心の中で思った。

『…そうですか』

「、ありがとうございます」

二人はそっぽを向き、つまらなさそうに答えた。