17 ページ17
「影山ってば、顔赤くしておもしれー！ぷぷぷっ、絶対そうじゃん！」
「違っ………！日向ボゲェェェエエエエ！！！！！」
影山くんが更に顔を赤くして、日向くんを追いかけ回している。つか二人とも足速ぇ………足分けてほしい(？)。
真っ赤な顔をわたしに向けながら、影山くんが言う。
「くそ………A、違ぇからな………全っ然そういうことじゃねぇからな、分かったか！？」
「あ、うん。なんの話かいまいち分かってないけど、大丈夫！たぶん！」
「…………いや、聞こえてねーならいい………」
なんだろう。こんなに可愛い影山くんって、久し振りかもしれない。まぁ言ったら、機嫌悪くなるだろうから言わないけど。でも新鮮だ。面白い！
「Aさんってさぁ、影山のこと、好き！？」
「急にエグい質問するね君。いいね嫌いじゃない！」
「A！まともに日向に取り合うな！」
「ほんと！？嫌いじゃねぇの！？良かったな影山！」
「嫌いじゃないのは日向くんのことだけどね好き」
「よくねぇよ！！日向テメェ殺すぞ！ボゲ！！」
「え！？好きだってさ影山！！」
「…………すき………？」
「好きなのも日向くんのことかなーまぁ影山くんのことも好きだけども。ていうか宇宙猫背負うな影山飛雄よ」
「猫…………？影山って猫だったのか！？」
「ｱｯうんそれ違う盛大に日向くん間違ってる」
「背負ってねえよボゲエエエエエエ抱っこだろおおおおおお」
「影山くんどうした」
心配になるからやめて。どうした影山飛雄。どうしたbot作ろうかな。
日向くんがまた笑顔になる。この子本当に癒やし。すごい爆弾落としてくるけど。
「よかったな、影山！これで心配ないぞ！」
それを聞いた影山くんは、イライラしたように言う。眉間の皺がいつもよりも深く刻まれているのを、わたしは見た。
「…………だから……違ぇっつってんだろ…………、」
「もうさー、バレーにうつつ抜かしてる暇ねぇんじゃねぇの！？付き合っちゃえば！？おれ応援するぜー！」
「……………は？」
「だってさ、Aさんも影山のこと好きだって言ってるし！バレーより大事な、好きな人だろ？」
「………………！」
日向くんがまた笑った、途端、
響く轟音と声。
「うるせえよ！！！俺はバレーボールの方が好きだし大事だ！！！お前に何が分かんだ！！？
―――――――――Aのことなんて、ずっっっと嫌いなんだよ！！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かくも。(プロフ) - さなかさん» コメントありがとうございます。ツンデレな影山くんを目指したので、そう言っていただけて嬉しい限りです……！ リアルのこともあり、更新はゆっくりになってしまうとは思いますが、これからもどうかよろしくお願いいたします。 (2月24日 21時) (
レス) id: 0dd49dac82 (このIDを非表示/違反報告)
さなか - ツンデレ！（胸が打たれる）・・・可愛い 影山君めっちゃ見てて楽しいです！これからも頑張って下さい‼︎‼︎ (2月23日 20時) (レス) @page21 id: c6c26cf44c (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - かくも。さん» ✉️。こんにちは！いつも作品見てます！！全作品を何回も繰り返す程大好きです！！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？ボードに返事送ってます。嫌じゃなければボード返事待ってます！これからも更新応援してます！！💝 (2月6日 19時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - コミュ障さん» コメントありがとうございます。需要しかないだなんて言葉を頂けて嬉しいです。更新頑張るので、これからもよろしくお願い致します！ (11月25日 22時) (レス) id: 52443ca11f (このIDを非表示/違反報告)
コミュ障(プロフ) - 結局優しい影山大好きすぎるぅ！更新ありがとうございますマジで需要しかない... (11月25日 21時) (レス) @page11 id: aeac63a63d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かくも。 | 作成日時：2023年11月15日 23時
