in. 三重高専 about. お互い ページ41
※奈穂ちゃんとお互いのことについて駄弁る話です。
「………そう言えば、奈穂ちゃんって、虎杖悠仁と双子………なんだよね?」
「えぇ、そうよ!星来は悠仁を知ってるのね」
三重高専にて。
なんでもない日に、ばったりと教室で奈穂ちゃんと会えたから、そのままお話をすることにした。
お互いのことについて、ちゃんと話すのはこれが初めてかもしれない。
奈穂ちゃんの言葉に、わたしはこくり、と頷いた。
「知ってるよ。少しだけだけど…………、」
「ふふ。悠仁にも、星来を会わせてあげたいわね。今度こっちに連れて行くわ!私の親友ですって、紹介してあげたいもの」
「…………!あ、ありがとう…………、」
面と向かって親友、だなんて言われてしまって、顔が赤くなるのがわかる。恥ずかしい、けど、親友って、やっぱり嬉しいなと改めて思った。
「星来は、東京校に知り合いはいないの?」
「一応、従兄弟がいるんだ…………奈穂ちゃんと同じ、天与呪縛のフィジカルギフテッドだよ」
「!へぇ、そうなの!ぜひ会ってみたいわね!」
「うん、今度、よかったら紹介するね。虎杖悠仁も知ってると思うし、」
「えぇ、悠仁にも聞いてみるわね」
嬉しそうに、奈穂ちゃんがかわいくにこにこ、と笑った。
「そういえば、悠仁の友達の恵くん?って子が、星来は元気かって聞いてたわよ。もちろん元気って返したけど、知り合い?」
「………………え、恵くんが…………?、」
「…………?えぇ。……………星来、顔が赤いわよ………?」
「え?あ、あか、赤くなんてない、よ?、」
自分でも自覚はしているけど、奈穂ちゃんに否定を入れた。だって、なにそれ、そんなの、聞いてない、
「…………もしかして、恵くんって、星来の恋人なの………!?」
「…………、うぅ…………そう、です、」
「へぇ〜、悠仁の友達と、星来が………!」
「奈穂ちゃん………恥ずかしいよ………、奈穂ちゃんこそ、好きな人とか、いないの………?」
「………………イナイワヨ」
「それ絶対いるやつじゃん」
不自然な間と、なぜかカタコトになった奈穂ちゃんが目を泳がせて、答える。さすがのわたしでも、嘘だとわかった。
「誰………?どんな人?」
「ほ、本当にいないのよ!星来、だから、探すのはやめて………!」
「今度傘屋先輩に聞いてみるね (わかった)」
「思ってることと言うことが逆よ!!!!」
虎杖奈穂ちゃんは、わたしの親友である。
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星音(プロフ) - かくも。さん» Ifでも泣いちゃいますよ。なりチャでも死んでたら号泣ですね。ほんとifでよかった。はい、これからもよろしくお願いします! (1月2日 13時) (レス) id: ad93be62fc (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - 星音さん» コメントありがとうございます。Ifとはいえ、一回書いてみたかったんですよね………そう言って頂けて嬉しいです、成りチャなどではまだ生きてますので、これからもよろしくお願い致します! (1月2日 12時) (レス) id: 447326c752 (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - 星来ちゃんが、死んじゃった……。泣けない鈴の代わりに私が沢山泣いちゃいました (1月2日 10時) (レス) id: ad93be62fc (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - jyudo0517さん» こちらこそありがとうございます……!奈穂ちゃんと星来には普通の女の子としていっぱい喋って頂きたかったので、いっぱい話してもらいました!笑 こちらこそ、これからもよろしくお願い致します! (12月29日 19時) (レス) id: 2246c6766d (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 奈穂が話してる………!(感動)ありがとうございます!!解釈一致です!!これからもよろしくお願いいたします!! (12月29日 19時) (レス) @page40 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かくも。 | 作成日時:2023年11月4日 19時