in. 三重高専 with. 保護者 ページ31
※三重高専で奥之手さんと五条悟と駄弁るお話です。
「わー……星来ー………!やっほー………。高専で会うの、初めてだねー………」
「やっほ〜星来!来たよ〜」
「別に五条さんは来てほしくないんですけど………ていうかどこにでも付いて来ますね、保護者ですか」
奥之手さんの傍らに、しっかりとくっついている五条悟と目が合う。この人まさか、東京からわざわざ来たのか………?
手をひらひら振ってくるも、返す気にはなれない。取り敢えず奥之手さんにだけ挨拶をしておく。
「確かに初めてだね………高専でも、よろしくね。わたし頭悪いから、隣の席だし迷惑かけるかもしれないけど………」
「全然大丈夫ー………!私が教えるよー……!」
「ありがとう。嬉しいな」
「あれこれ僕お邪魔?」
蚊帳の外になっている五条悟が自らを指差し言う。わたしと奥之手さんは顔を見合わせた。
「邪魔じゃ、ないよー………。おじさんは、私のほごしゃ?なんでしょー………」
「いや保護者じゃないし、おじさんじゃなくてお兄さんだっつってんでしょ!まだそんな歳じゃないから!」
「邪魔じゃないですけど………いてもあまり意味はないかと………」
「星来はさりげなくひどいね」
奥之手さんが優しくフォローをしていたので、わたしは率直に思ったことを言っただけなんだけど………、再び奥之手さんと顔を見合わせる。
「これからわたしもおじさんって呼ぼうかな………」
「うんー……星来も、そう呼ぼー………!そっちの方が、短いしー………」
「ねぇちょっと?ひどくない?ていうか二人仲良しかよ」
五条悟がボソリと言ったので、思わず奥之手さんを見やってしまった。わたしなんかと仲が良さそうと思われるだなんて、不快にさせてないかな、なんて思いながら。
「?うんー……仲良しだよー……友達だもんー……」
「………!」
友達。確かにその小さな口からは、その言葉がこぼれた。気のせいではなく、ほんとに。
「……そうですね。わたしたち、友達なので」
「うんー……友達ー……!」
「はぁ……ま、仲が良いのはいい事だしね」
顔を見合わせて、彼女と笑う。なんだか異様に、幸せだった。
奥之手梢さんは、わたしの友達である。
螂・荵区焔譴「 繧ィ繝ウ繝峨°繧牙暑莠コ繝サ遖ェ髯「譏滓擂縺ク→←└
11人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星音(プロフ) - かくも。さん» Ifでも泣いちゃいますよ。なりチャでも死んでたら号泣ですね。ほんとifでよかった。はい、これからもよろしくお願いします! (1月2日 13時) (レス) id: ad93be62fc (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - 星音さん» コメントありがとうございます。Ifとはいえ、一回書いてみたかったんですよね………そう言って頂けて嬉しいです、成りチャなどではまだ生きてますので、これからもよろしくお願い致します! (1月2日 12時) (レス) id: 447326c752 (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - 星来ちゃんが、死んじゃった……。泣けない鈴の代わりに私が沢山泣いちゃいました (1月2日 10時) (レス) id: ad93be62fc (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - jyudo0517さん» こちらこそありがとうございます……!奈穂ちゃんと星来には普通の女の子としていっぱい喋って頂きたかったので、いっぱい話してもらいました!笑 こちらこそ、これからもよろしくお願い致します! (12月29日 19時) (レス) id: 2246c6766d (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 奈穂が話してる………!(感動)ありがとうございます!!解釈一致です!!これからもよろしくお願いいたします!! (12月29日 19時) (レス) @page40 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かくも。 | 作成日時:2023年11月4日 19時