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ウエイターさんによって届けられた、いかにも高級品だと分かるアイスにスプーンを入れ、一口食べる。
「美味しいー………！なんか、お高そうな味が、するー……。でも、美味しいー………」
「……冷たっ。………あ、でも美味しい………」
「結構美味しいじゃ〜ん。気に入ったし、またプライベートで来よ〜」
アイスってこんなに冷たい物なのか、と思ったが、抜けるような美味しさがふと舌をくすぐった。
なるほど、これは奥之手さんが好きになるのも、頷ける。だって美味しい。
彼女は笑顔を浮かべて、幸せそうだ。こんなに幸せそうにアイスを食べる人を、わたしは初めて見たかもしれない。口の端に、アイスが少しだけついている。
「奥之手さん、ついてるよ」
「えー……？あ、ありがとー星来ー………」
にへら、と笑った奥之手さんに、また胸が鳴る。可愛いし、これは庇護欲がくすぐられるな、と思った。
すると、五条悟が舌先でアイスを弄びながら、「そう言えば」と話題を変えた。
「星来さぁ、梢の術式知っとく？結構タメになる、面白い術式だよ」
「え………、でも、いいんですか………？」
「嫌ならいいけど〜」
「知りたいです是非教えて下さい」
こんな絶好の機会を逃してなるものかと、つい前のめりになる。五条悟が「ウケる」と言いながら後方に少しだけのけぞった。
「梢。教えてもいーよね？」
「う〜ん…………星来にだったら、いいよー………」
奥之手さんがアイスを食みながら、間延びした口調で言う。五条悟は頷いて、改めて、わたしの方に顔を向けた。
「梢の術式は、
五条悟の言った通り、なるほど、面白い術式だな、と思った。つまり広い範囲攻撃が可能で、また百に守ったりする事も可能になる。非常に便利で使い勝手のいい術式だ。
でも、それがどうコピーに関係するのか、わたしには全く分からない。
「あの………。じゃあコピーって、どういう………？」
「あぁ。それは術式とは何も関係がない。純粋に、梢の能力だよ」
五条悟は事もなげに、そう言ってみせた。しばらく思考が停止して、固まる。
やがて、すぐ隣にいる奥之手さんに、視線を向けた。
彼女は首をかしげる。何が庇護対象だ、とわたしは胸の内で思う。
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星音(プロフ) - かくも。さん» Ifでも泣いちゃいますよ｡なりチャでも死んでたら号泣ですね｡ほんとifでよかった｡はい､これからもよろしくお願いします！ (1月2日 13時) (
レス) id: ad93be62fc (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - 星音さん» コメントありがとうございます。Ifとはいえ、一回書いてみたかったんですよね………そう言って頂けて嬉しいです、成りチャなどではまだ生きてますので、これからもよろしくお願い致します！ (1月2日 12時) (レス) id: 447326c752 (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - 星来ちゃんが､死んじゃった……｡泣けない鈴の代わりに私が沢山泣いちゃいました (1月2日 10時) (レス) id: ad93be62fc (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - jyudo0517さん» こちらこそありがとうございます……！奈穂ちゃんと星来には普通の女の子としていっぱい喋って頂きたかったので、いっぱい話してもらいました！笑 こちらこそ、これからもよろしくお願い致します！ (12月29日 19時) (レス) id: 2246c6766d (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 奈穂が話してる………！(感動)ありがとうございます！！解釈一致です！！これからもよろしくお願いいたします！！ (12月29日 19時) (レス) @page40 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かくも。 | 作成日時：2023年11月4日 19時
