禪院星来から要警護対象・『奥之手梢』へ ページ27
「紹介しま〜す。
「奥之手、梢だよー………。同級生なんだねー………。よろしくねー……」
ぽわぽわとした穏やかな声の主は、40cm差近くあるわたしを笑顔で見上げる。その子から滲み出るあまりの純粋さと、やけにテンションの高い五条悟の声に、ひくひくと口角を引きつらせた。
――――――そもそも、だ。
なんで東京観光なんてしないといけない。わたしは今日も山程任務があって、修行も欠かさずしないといけないのに、なんでわたしは今、わざわざ新幹線に乗ってまで、こうして東京に今日も来ている？
しかも、その山程の任務を五条悟が全て代わってくれたのはいいが、わたしの約半分ほどの時間で全て終わらせてしまったのも、なんだか複雑だ。何が複雑かは絶対言わないが。
同級生である女の子に会うだけだと言うのに、その子の名前を伝えた途端ニッコニコになってウキウキしたように五条悟が手引きをしてくれた。
―――――――――そして、その同級生というのが、彼女だ。
「わー……身長おっきいねー………！すごーい……羨ましいー………」
「…………」
笑顔でこちらを見上げて来る彼女がまぶしい。きっとわたしみたいなのとは真反対な性格なのだろう。純粋で潔白で、何にも汚れていない白雪のようだ。はっきり言ってこちらの方が羨ましい。
五条悟が、「まぁ確かに星来は大きいもんね〜梢はちっちゃ過ぎるけど〜」と揶揄する。すると奥之手という子は、むっとその白い頬を膨らませて申し訳程度に睨んだ。
「ちっちゃく、ないもんー………！これから伸びるんだよー………きっと……たぶんー………」
「アハハ。自分でも自信なさげじゃん。ウケる〜」
面白そうに、五条悟がポッケに手を突っ込みながら笑った。でも、彼女はまだ満足していないようで、以前頬を膨らませ続けている。
すると彼は片手をポケットから出し、わたしの方へ向けて明るく言った。
「こっちは禪院星来！
「なんで五条さんが偉そうなんですか………」
「特級ー……！？すごーい………！」
「まぁ梢はその特級である星来の呪力操作もコピー余裕だけどね〜」
「いやそっちの方が凄いでしょなんなの」
わたしがそう言うと、奥之手さんは、えへへー……と、嬉しそうにはにかんだ。
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星音(プロフ) - かくも。さん» Ifでも泣いちゃいますよ｡なりチャでも死んでたら号泣ですね｡ほんとifでよかった｡はい､これからもよろしくお願いします！ (1月2日 13時) (
レス) id: ad93be62fc (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - 星音さん» コメントありがとうございます。Ifとはいえ、一回書いてみたかったんですよね………そう言って頂けて嬉しいです、成りチャなどではまだ生きてますので、これからもよろしくお願い致します！ (1月2日 12時) (レス) id: 447326c752 (このIDを非表示/違反報告)
星音(プロフ) - 星来ちゃんが､死んじゃった……｡泣けない鈴の代わりに私が沢山泣いちゃいました (1月2日 10時) (レス) id: ad93be62fc (このIDを非表示/違反報告)
かくも。(プロフ) - jyudo0517さん» こちらこそありがとうございます……！奈穂ちゃんと星来には普通の女の子としていっぱい喋って頂きたかったので、いっぱい話してもらいました！笑 こちらこそ、これからもよろしくお願い致します！ (12月29日 19時) (レス) id: 2246c6766d (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 奈穂が話してる………！(感動)ありがとうございます！！解釈一致です！！これからもよろしくお願いいたします！！ (12月29日 19時) (レス) @page40 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かくも。 | 作成日時：2023年11月4日 19時
