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青
藤「いでっ、」
萩「アホちゃうの?ぼけっとして捻挫とか、笑われへんて。」
藤「いや、笑ってるやん、お前。」
ぺちっ、と右足首にビンタがいっぱつ。
俺の足を綺麗にテーピングで固めてくれとるのは妹の萩花。
俺とは違って、落ち着いてて、手先が器用で、丁寧で、
それでいて、人付き合いがうまい。
藤「そういやさ、お前彼女とかおんの?」
萩「はあ?何いきなり……」
藤「…またマネージャー、泣かせたらしくてさ。」
夏「え!流星また女の子泣かせたん〜!?」
藤「うるさいうるさい、」
あかん、もう1匹増えた。
こっちも妹。夏恋は、おっちょこちょいやし天然やから萩花とは真反対やな。
俺が気兼ねなく話せる異性は、妹2人と母さんくらい。
あとはまあ、シゲの姉ちゃんとか…?
それ以外は極力話したくない。
夏「でも夏恋、流星に泣かされたことないで?」
萩「そうやんな、萩もないわ。…なんでいっつも泣かすん?」
藤「ちゃうて、勝手に泣くんやもん、俺悪くないやろ。」
そういうと、2人に流星が悪い、と一喝された。
萩花に至ってはまた叩いてきた。
でも、夏恋の言う通り、妹を泣かせた記憶はない。
それに泣かせるようなことをしたつもりもない。
…ここは、一緒やんな?
藤「お前らが強いとかはない?」
夏「萩は強いかもしれんけど、夏恋はそんな強い子ちゃうよ?」
藤「なんやろ、じゃあ。」
萩「…マネージャーさんって、あの3人くらいでいっつも一緒におる人?」
藤「そうそう。って、なんで知ってんの。」
萩「試合で見たことあるんよ。可愛らしいやんな?」
藤「…分からん。あれが可愛いかどうかも。」
俺からしたらまだ妹たちのが可愛い気がする。
…ちょっと俺キモイ?
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作者名:桧央 | 作成日時:2021年4月5日 1時