眠る化物と謎 ページ11
Noside
三日月「普通なら、な
しかし、主にはそれが出来た
…だからこそ、恐れられた」
?「どういうことなのですか?みかづきさま」
紅い目をした少年は三日月に問うが
三日月は肩をすくめ少し笑っていった
三日月「詳しいことは主から直接聞けばよい
…さて、どうするのだ、柊」
話を終えた三日月は傍にいた柊に声をかけた
柊「そうですね、
取り敢えず短刀達を蔵から出しましょう
各々ご兄弟がいらっしゃるでしょうから
それで、どうでしょうか、三日月様?」
三日月「そうだな」
柊「では、案内しますのでついてきてください」
そういって走り出した柊に
短刀達は顔を見合わせておずおずと走り出し
蔵から出ていった
・
次の日
一向に柚月は目を覚まさなかった
それもそのはず、
折れた刀を治すのはそれなりの霊力が必要で
いくら霊力が多すぎると言われる柚月でも
あの量の短刀達を一気に治せば
すぐに起きることは出来ないであろう
カタン…キィー…
ふと、蔵の扉が開く音がして三日月は顔をあげた
どうやら来客のようだ
しかし、扉の外からのひかりで
相手の影しか見えず顔がわからなかった
しかし、三日月はその影を一目見て
誰だか分かったようだ
三日月「こんなところに来客とは珍しいなぁ
どうかしたのか?
…今剣よ」
そう、そこに立っていたのは
昨日治したばかりの短刀達の一振りである
今剣だった
今剣「かのじょのことをしりたいなら
ほんにんにきけとみかづきさまがいったから
きこうとおもってきたのです」
扉を閉めゆっくりと三日月達の方に歩きだす
三日月「すまんなぁ、主は今寝てるのだ」
ある程度の近くまで近寄った今剣は
近くに置いてあった座布団を取り出し、
埃を払って座った
今剣「…みかづきさまは
かのじょのことをしっているのでしょう?
ぼくにおしえてくれませんか?」
三日月「…何故そこまで主を知りたがるのだ?」
真剣な今剣の目を三日月は見返す
ふと、今剣は少し俯いて手を握りしめながら
少しずつ話し出した
今剣「かのじょが、ぼくたちをなおすときに
れいりょくといっしょに
こえがながれこんできました」
三日月「声、とな」
今剣「はい、
"こわかったよね、ごめんね"って
"また、みんなにあわせてあげるからね"って」
三日月「ほう」
今剣「でも、かのじょは
かなしそうなこえで最後にこういったんです」
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ぽこぽん(プロフ) - Momo_Tarouさん» ありがとうございます!更新頑張るので気長にご愛読下さいな(’-’*)♪ (2020年3月28日 8時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
Momo_Tarou(プロフ) - ぽこぽんさん» おめでとうございます!!読者としてもとても嬉しいです!!頑張ってください!! (2020年3月28日 0時) (レス) id: d211bb56f4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 皆様のご愛顧のおかげで20000hitを越えました!作者として嬉しい限りです(*^^*)これからもどうぞご自愛くださいm(。_。)mペコッ (2020年3月27日 19時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - ありがとうございます!そう言っていただけるとすごく嬉しいです!私も頑張って更新するので気長に待って頂けるとすごく嬉しいです(*^^*)(全然上から目線でどうぞ☆ (2020年1月12日 15時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
Momo_Tarou(プロフ) - とっても、面白いです!!更新が遅くなったって構いません!!気長に待ちます!!(構わないってなんか上から目線ですよね…すみません(汗) (2020年1月12日 12時) (レス) id: 55132ee02b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽこぽん | 作成日時:2019年12月16日 17時