149話 ページ6
〜雪希Ｓiｄn〜
雪希「ひぃ･････なんでここにいるの･････」
リボー「ひぃとはなんだ、人を化け物みたいに言うな。」
雪希「･････帰っていい？」
綱吉からメールがあったから沢田家にきたものの、そこに綱吉の姿はなく、なぜか晴れのアルコバレーノと山本さん、笹川先輩がいた。
まぁ、はめられたってやつだね。
山本「よ、雪希！久しぶりだな。ま、とにかく座ってくれ！」
そういわれ渋々座ると当然のごとく晴れのアルコバレーノが膝に乗ってくる。
殺してやりたい。
雪希「で、私に何の用？」
笹川「おぉ、それなんだがな。実は沢田から蒼斗に例の流派を聞いてもらったんだ。」
山本「んで、俺が親父にその話をしたら･････雪月光葉流ってのは妖刀専用の流派らしいじゃねぇか。」
へぇ、行動が早いことだ。
兄さんが教えるとは思わなかったけど、沢田さんちゃんと兄さんにメールしたんだ･････。
リボー「雪希の持ってる舞姫は別名“月光の舞姫”とも呼ばれているらしいな。妖刀は世界でも数本しか発見されていない珍しい代物だ。しかも扱えるやつを俺は今まで見たことがねぇ。お前･････そんな危険な刀をどこで手に入れた？裏オークションですら売っていない刀だぞ。」
そう聞いてきたアルコバレーノの表情はどこか曇っているように見えた
雪希「舞姫は･････月の光の下、一番美しく輝く刀なの･････私にぴったりだと思わない？」
山本「･････まぁたしかに雪希は“月”って感じで蒼斗は“星”って感じがするけどよー。でもそれだけが理由でその刀を使ってる訳じゃないだろ？」
リボー「第一、質問の答えになってないぞ。はぐらかそうとしてるみたいだが、今日こそはしっかり答えてもらうからな。」
はぁ、めんどくさー
なんで私がそんなところまで話さないといけないのさ。
綱吉ならともかくこいつらに話すとかあり得ない。
雪希「じゃあ、逆に聞くけど･････山本さんはどうして時雨金時を使ってるの？笹川先輩はボクシングがどうして好きなの？晴れのアルコバレーノはなんでそこまで綱吉のことに真剣になれるの？」
笹川「それは･････」
雪希「答えは“理由なんて要らない”じゃない？好きなものに、やりたいことに理由なんて要らない。必要なのはそれをどれだけ大好きか･････違うかな？」
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作者名：ダメネコ＆M･Mっち | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2019年9月13日 17時
