170話 ページ27
〜雪希Ｓiｄn〜
家から出るとちょうどそこには笹川先輩が立ってた。
笹川「お、極限に雪希ではないか！」
雪希「･････なんでこんなところにいるの？」
一瞬ストーカーとして警察につきだしてやろうかと思ったが、こいつはそういう冗談は本気にするタイプなのでやめとこう。
笹川「極限にランボを助けに行くぞ！」
雪希「(なるほど、目的は同じか。)わかった。行こう。」
この際なんで私の家の前にいたかはどうでもいい。
あのちび･････じゃなくてランボを助けに行くことが最優先だ。
笹川「ところでランボはどこにいるのだ？」
雪希「は･････？ちょ、そんなことも知らないできたの？！」
笹川「うーん、お前のところにいけばわかるかと･････」
なんでだよ。
私は全知全能じゃないんだから全部知ってるはずないでしょ。
なんてつっこみは飲み込み、私は携帯を出した。
私のスマホは家にあるパソコンと連携してる。
だからランボにつけておいたGPSで居場所はわかる。
いやーこういうときのためにみんなにつけといて正解だわ。
あ、もちろんヴァリアーにもつけてるよ。兄さんも気づかないくらい小さなやつをね。
雪希「ここからそう遠くないみたいだ。こっち、曲がってしばらく行ったとこだよ。」
ついでにレヴィの反応もあるから本当に近くまで来てるってことだ。
笹川「ん？もしやあれではないか？」
雪希「うん、間違いない。」
遠くには特徴的なシルエットとランボ達が見えた。
笹川先輩はそのシルエットに向かって拳をつきだす。
雪希「わぁお。ナイスタイミング。」
それからそうたたないうちに綱吉達とも合流した。
そして･････
雪希「･････来るよ。」
綱吉「えっ？」
その言葉と同時にレヴィが現れる。
そしてこちらを見ると一瞬目を見開いたあと、すぐランボに目線を向ける。
レヴィ「･････仕留める。」
それだけいって攻撃を仕掛けようとしたとき、レヴィの攻撃を誰かが止めた。
蒼斗「焦りすぎだよ、レヴィ。」
雪希「！･････」
懐かしい声の主は兄さんだった。
兄さんはこっちをちらっと見たあとすぐに目をそらす。
そしてまた別の方向から声が聞こえた。
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作者名：ダメネコ＆M･Mっち | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2019年9月13日 17時
