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146話 ページ3
〜蒼斗Sidn〜
雪希と通話を終え、僕は外に出た
まん丸とした月が浮かぶ夜空
それは、さまざまなモノを満たしているようで満たしていないようにも見える
満月を見ると、僕みたいだと思うときがある
身体能力も戦闘センスも頭脳も全て満たしている
でも、大切なものは何一つ満たしていない
守ることすらできているのかわからない
僕は黒いおしゃぶりを見る
おしゃぶりは、月明かりに照らされたからか
キラン、と輝いている
このおしゃぶりみたいに僕は黒く染まっているんだ
罪を重ねれば重ねるほど黒いそれはもっともっと黒く染まっていく
いつしか漆黒の闇に包まれてしまうのではないか
そんなことを考えてしまう
蒼「そろそろ寝ようかな」
さすがに、この姿だと任務できないし疲れたから
僕はベッドに潜り込み眠りについた
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作者名：ダメネコ＆M･Mっち | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2019年9月13日 17時
