怪異とトリップしてきた六つ子 (ページ3)

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☆1話(まず、六つ子の話から始まる) ページ3

カラ松said

おそ松を死なせてしまった。

ただ、字幕が落ちてきたってだけの事故で。

何で…何で“ボク”なんかを庇うのさ。おそ松。

同じ日に、チョロ松と十四松も死んじゃうしさ。

チョロ松は、一松が猫を追い掛けて、車に跳ねられそうになったところを庇った。

十四松は、いじめにあっていたトド松を守り、場所がたまたま工事現場で鉄柱が降ってきて、死んだ。

まるで、ボ○ロのカゲ○ウデ○ズみたいな出来事だな。

ボクは、この日演劇部をやめた。

だから、作りのオレはもういない。

てか、あんなキャラでいたら、一松やトド松を元気にすることすら不可能だからな。

「ぼくのせいでチョロ松が……。(泣)」

「ボクがもう少し強かったら！十四松は、死なないですんだんだ！」

ほらね。

自分を酷く責めてるだろ？

ぼく自信もだけどね。

「ぼくなんて……いらない。生きる価値のない燃えないごみ。」

一松…相当やんでるな。

「もう…十四松に触れることも声を聞くことも出来ないのか。うぅー……うわーん。ごめん…ごめんなさいぃ～～！！」

落ち着けの一言も、今のボクには掛けるしかくがない。

もし、おそ松だったら……。

“お前ら、自分を責めてんじゃねーよ。そんなことしたら、庇った奴に申し訳ないだろ？”

とか、言うんだろうな。