濃霧の小夜曲�� ページ11
ふとその時背後から物音がした。
とっさに後ろを振り向くとそこには着物を着た綺麗なお姉さんが佇んでいた。
「あらぁ、こんな森のこんな時間にアンさんの様なめんこい子が何用で？」
とその人は尋ねる。その人は一挙一動が美しく、動作の度にシャン…と鈴の音がする。さっき聞こえた音もこの音だった。
「あぁ…びっくりした。私ね"荘園"に用事があるの！だから今猫ちゃんに案内して貰ってたんだけど…ってあれ？猫ちゃんは？」
喋りながら後ろを振り向くともうそこには猫ちゃんの姿はなかった。
・・・どうしよう…
「そう言うことやったんねぇ…アンさんこれあげるさかい、頑張りんしゃい。今夜の霧は深いから…」
そう言ってお姉さんは着物の懐から地図を私に手渡してくれた。だがその地図は少し違和感を感じた。
違和感の正体にはすぐに気がついた。
＿＿印が勝手に動いているのだ。
「この地図は誰が何処にいるか分かるようになっとるんよ。ほら、この一つだけ色が違うのがアンさんやな…」
なんかすごい地図…"ハイテク"だな〜なんて思いながら、お姉さんにお礼を言うと私は地図を頼りに"荘園"に向かい始めた。
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東久邇(プロフ) - 海守青空別垢さん» ﾊｯΣ(´□｀;)教えて下さってありがとうございます！！ (2018年10月13日 11時) (
レス) id: 985d581032 (このIDを非表示/違反報告)
スズネ(プロフ) - 東久邇さん» その言葉…信じてるよ…（遺言） (2018年10月13日 10時) (レス) id: 7d2f556d8d (このIDを非表示/違反報告)
海守青空別垢 - オリフラはずれてないですよー！ (2018年10月13日 10時) (レス) id: b3f5a03222 (このIDを非表示/違反報告)
海守青空別垢 - ジョーカーがばいから泣くw (2018年10月13日 10時) (レス) id: b3f5a03222 (このIDを非表示/違反報告)
東久邇(プロフ) - スズネさん» まだまだ白黒無常とか言うパンダ野郎には負けないゼ？…と彼は言っていました笑笑(^^) (2018年10月13日 6時) (レス) id: 985d581032 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東久邇 | 作成日時：2018年8月12日 1時
