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3回裏 Aのピッチングにより追加点はなく終える。
＜世代男子最強左腕と世代女子最強左腕投手。秋は悔しい思いをした小湊＞
＜この夏日本の最強エースの活躍はどうなるのか！！＞
前田「A出てきたな」
真由美「Aってああいう目もできるんですね」
紗弓「絶対に負けられない戦いだからね」
前田「晴香は出てこないな」
《稲城実業高校選手の交代を致します。》
《原田くんに変わりまして雛瀬さん》
A「あ。晴香出てきた。」
観客「うぉー！！晴香だ！！」
観客「やべぇ！！鳴、晴香コンビと、A、一也コンビの戦いだ！！」
観客「バッテリー勝負だな！！こんなの全国でしか見れねぇだろ！！」
稲実最強バッテリー、青道最強バッテリーしかも、女子日本代表のエースと正捕手が試合に出ていたら観客も黙ってはいない
5回裏。ここまで無失点。
Aはふぅっと息を吐きボールを受け取る。
打席には晴香。
晴香(球速MAX160km/hのストレート。化け物でしょ)
晴香(鳴に似ているようで似てないんだよな...)
晴香は目の前にいるAをじっと見る。
背は低いが夢を上にあげ相手を見下すその強気の姿勢は...
晴香「鳴にそっくり」
一也(Aは安定してる...ここは変化球も使っていくぞ)
Aは一也のサインにコクンと頷き構える。
1球目はストレート。晴香はバットに当てるもファウル
電光掲示板には152km/hの数字。
2球目のスライダーはストライクへ。
晴香(球種が多い分振りにくい。)
A(全力ね..。150じゃ晴香には打たれる)
一也はパッとサインを出し構える。
Aは160km/hのストレートを放る。
その球は凄まじい音を立て一也のミットに収まる。
晴香「くッ....」
鳴「晴香。どんまい。やーっと勝負できるね。A」
A「そうだね」
Aは片手で汗を拭き、帽子をかぶり直す。
初球鳴はAのストレートをファーストまで飛ばずも
ファウル。
A(やっぱり決勝までくると私の球は打たれるね。でも負ける気はない)
2球目カーブを投げるもボール。
3球目もボールと連続でストライクゾーンを外れる。
一也(Aがボール...)
鳴「へえ。珍しいこともあるじゃん」
一也(少し力みが入ってきたか?)
4球目の3段ドロップはストライク。
そして5球目のストレートは成宮のバットに当たるもセンターフライへ。
この回も無失点で抑え込む。
純「よっしゃ！よくやった！チビ！！」
A「純さんそれ悪口〜！」
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作者名：瀬戸琉依 | 作成日時：2023年8月20日 17時
