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1回表 倉持の盗塁成功から伊佐敷の長
青道は稲実から1点を取る。
A「洋一！ナイラン！」
Aもブルペンから声を出す。
だが...続く4番結城に打席が回ると成宮の表情は変わる。
決め球のチェンジアップでストライクを取る。
A「手元で沈んでる。厄介ですね」
宮内「だな。哲のタイミングはあっていた」
A「うぁー。鳴性格悪っ。」
Aは嫌そうな顔をする。
そして増子も3振で攻守交替。
1回裏 丹波はマウンドへあがる。
出塁を許すも変化球を巧みに使い無失点で守備を終える
A「丹波さん！ナイピッチ！」
Aはヒヒっと笑い丹波に手を出す。
すると丹波も口元を緩めパチンとAの手を叩く
A「球。走ってますね！」
丹波「あぁ。気合いは十分だ」
2回、3回表と青道は0点。
しかし順調だと思っていたが3回裏から雲行きは怪しくなる。
今まで調子が良くボールがなかったがボールが続き出塁。
そのままクリーンナップを迎える。
4番原田、5番成宮により青道は2失点。
丹波も焦りが見え始めてくる。
A「亮介…？」
Aは丹波の事も気にしてはいるがその後ろに居る亮介に目が行く。
A(さっきの打球。いつもの亮介なら追いつけてた)
A(足かな？でもいつから？洋一は知ってたよね。)
色々と考えていると「A」と監督に呼ばれる。
A「はい？」
片岡「肩は出来ているか？」
A「っ！！もちろん！」
＜青道高校。選手の交代をお知らせします＞
＜丹波君に代わりましてピッチャー小湊さん＞
3回裏 ツーアウト、ランナー2塁。
Aは丹波がいる方へ走っていく。
丹波「A…」
A「丹波さん。」
丹波「今からは..お前がエースだ。頼んだ」
丹波は少し悔しそうな表情をしている。
Aはそんな丹波に「んツ」と手を差し出す。
丹波はその手を取り、Aが自分の頭の上へ持っていく
丹波「？」
A「頭ポンポンしてください！」
丹波「こうか?」
A「はい！パワーもらいました！」
Aは丹波を見てニィっと笑う。
A「大丈夫ですよ。丹波さん」
A「あなたをまたマウンドに立たせますから」
丹波はAの表情を見て少し力が抜ける。
そしてAはマウンドへあがっていく。
成宮「やっと出てきたか」
一也(A。頼むぜ)
A(私のピッチングで...ここにいる全員を黙らせる)
相手のバットは空を切りAは3振を捥ぎ取っていく。
鳴と目が合い睨み合う。
両者とも「絶対に負けない」っと言う気持ちがただ漏れだ
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作者名：瀬戸琉依 | 作成日時：2023年8月20日 17時
