131 ページ34
A「一也に伝えにくいことって笑」
片岡「ああ。何故だろうなAには俺のホントの気持ちを伝えられるんだ」
A「私に話すのもいいですけど、キャプテンは一也ですからねぇ〜?笑」
片岡「分かっている。」
一也「ハーックション!」
沢村「御幸!風邪か!?」
一也「うるせぇ!!誰かが俺の噂してんだよ」
食堂
A「外まで聞こえてるけどどーしたの?」
沢村「あ!Aさん!聞いてくださいよ!!御幸が、、、!!」
一也「足は?」
A「順調に治ってるよ。」
倉持「良かったな!お前メシ取ってこいよ!まだだろ?」
一也「はやく取ってこいよ」
A「取ってくるね〜!」
A「(沢村くんは通常運転ね。でも、あのデットボールは…。今後のピッチングに影響がないといいけど…。)」
Aは食堂を見渡しピッチャー陣を探す。
A「(降谷くんも大丈夫そうね。あとは…。)」
トントン
川上「!!?A!?」
A「隣座っていい?」
川上「いいけど、、、。御幸の隣じゃなくていいの?」
A「たまにはね〜。監督からピッチャー陣のこと頼まれてるし?ノリはさ、焦ってる?」
川上「焦ってる焦ってないって聞かれると、焦ってはないけど、先輩たちの夏を終わらせてしまったって責任を感じてる…。」
A「それは私も一緒よ。あれだけ自信満々だったのに怪我で最後まで投げきれなかった。沢村くんや、ノリに迷惑かけた。ごめんね。」
川上「そんなこと!!」
A「思ってない。そう言いたいんでしょ?私たちも先輩たちもノリのせいだなんて全く思ってないわよ。野球はチームプレー。ピッチャーが打たれたら守備や攻撃でみんなでカバー出来るものよ。」
川上「うん。」
A「私が復活するまでノリには頑張ってもらいたいの。私、エースの座は譲らないけど、ノリのことライバルで、任せられる存在だって思ってるから。」
川上「え?俺の事なんて眼中に無いと思ってた。」
A「?何言ってるの?笑私女子よ?男子に力で負けないように必死なんだから!落ち着いてるように見えてこれでも焦ってるんだから笑早く治さないと追いつかれて抜かされるって」
A「ちょっと話そうよ」
川上「う、うん。」
沢村「A先輩!今はそっとしといた方が…」
一也「ノリ上手く載せられるな笑笑」
倉持「ああ。ピッチャー陣1人復活だな。」
一也「Aは幼い時からおだて上手だから。俺も何回乗せられたか笑」
倉持「お前もかよw」
30人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瀬戸琉依 | 作成日時:2023年8月20日 17時