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倉持(同学年で同じレギュラーのはずなのに...なんで俺は..)
A「洋一」
倉持「?」
A「強くなろ。一緒に」
倉持「おう」
一也「おいしょっ!」
A「うわっ!なに!?びっくりした!」
一也「だってお前。これ好きじゃん」
A「それは子供のときでしょ!?」
子供の時はお姫様みたいって喜んでたけど今は恥ずかしい…
一也「ん?」
倉持「どうした?」
一也「ん〜????」
A「一也?どーしたの?」
一也は無言で体重計のある所までAを運ぶ。
そしてゆっくり降ろす。
ピピピッ
倉持「え?まじで!?」
A「え?え??」
一也「やっぱりな」
倉持「33kgって...」
一也「服脱いだらお前...」
Aは脱がないとブンブン首を横に振る。
そんな彼を見て一也は再びため息をつき正面から抱きかかえる。
A「ねぇ、おんぶがいい」
一也「ダメだ。今日はこっち」
倉持「ヒャハハ!耳まで真っ赤じゃん!」
そして3人が室内練習場へつくと、1.2年生が自主練に励んでいた。
一也「ゾノぉ〜!」
前園「な!てめぇらくんじゃねぇ!特にA!なんで来てんねん!」
一也「な?やっぱやってたろ?」
倉持「..チッ」
前園「ぞろぞろ集まってきやがって!全然秘密の特訓にならんがな!」
A「秘密だったの?笑」
前園「ほんまお前は休んでくれ!心配や!」
金丸「あれ?Aさん?」
A「あ...」
沢村「Aさん子供みたいですね!!」
A「なっ!!ばかっ!!沢村くんの方が子供よ!!
一也!おろして!!」
耳まで赤くしながら1年生に囲まれいじられるAを見ながら
前園「なんやあいつ見とると小さい子みたいで守りたくなってまう」
一也「やんねぇーよ?」
前園「その顔やめろ!!お前が言うと冗談じゃないっちゅーねん!」
夜
A「私さ夜食べたら家に戻るんだけどさ」
一也「え!?そーなのか?」
A「うん。2ヶ月ぐらい自宅から通い東京都内だけど結構時間かかっちゃうけどね笑」
一也「俺が送ろうか?家まで」
倉持「夜道はあぶねぇだろ。俺も行く」
倉持は一也にそう言うと一也も「そうだな」と呟く。
するとAは変な顔をする。
一也「どうした?変な顔になってんぞ」
A「あんた達がいなくなっちゃダメじゃない」
倉持「はぁ?何でだよ」
A「他の部員の様子。見なくちゃでしょ」
倉持・御幸「「ッ!!」」
A「ノリも沢村くんも調子悪いんでしょ」
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作者名:瀬戸琉依 | 作成日時:2023年8月20日 17時