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朝
エナメルバックを持って春市と家を出ようとすると
亮介「なに?A青道行くの?」
A「あ、亮介。うん。監督に話あるって連絡来たし」
亮介「そっか。じゃあ俺も帰ろうかな」
A「亮介残りなよ。私ここから通うから帰ってくるし」
亮介「あ、なんだ。寮に帰るのかと思った」
A「まあ、この足でお風呂とか大変だからね」
亮介「そ。行ってらっしゃい」
2日ぶりの青道高校。室内練習場ではみんな練習していた。
A「春市。もう大丈夫。荷物ありがと!」
春市「え?部屋まで運ぶよ?」
一也「よいしょ。おかえりA」
A「一也。ただいま?」
一也「ありがとな。小湊。」
春市「御幸先輩。」
A「こーら笑春市笑そんな嫌な顔しないの笑」
一也「俺さ。小湊に嫌われてんの?」
春市「いえ。先輩としては尊敬してますが。Aちゃんの彼氏となると。」
A「でた笑春市の毒舌笑亮介と変わらないぐらいの毒舌だから気おつけてね?一也笑」
一也「おう笑あ、A監督が呼んでたぜ?」
A「あ!そうそう!監督に呼ばれたから今日来たんだった!」
A「春市!また後でね!」
春市「うん!」
コンコン
A「失礼します。小湊Aです」
片岡「A。怪我は大丈夫か?」
A「はい。まあ、そこそこです笑固定してるんで痛さあんまりわかんないです笑」
片岡「御幸から聞いたかもしれないがお前に副キャプテンをしてもらおうと思っている。」
A「私には。先輩の夏をおわ…。」
片岡「お前はよく投げた」
片岡「甲子園の舞台に立たせてやれなかった。俺の力不足だ」
A「監督の責任じゃありません。エースであった私の責任。秋大会はとります。」
片岡「…。」
太田「取るって、まさか!!」
A「甲子園への切符を。そして。日本一の投手を」
片岡「また基礎から練り直し、1から体を鍛える」
A「…。」
片岡「それが今お前に必要なことだ」
A「…。分かりました…。」
片岡「なんだその間は。」
A「お気にせず。」
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作者名:瀬戸琉依 | 作成日時:2023年8月20日 17時