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美歌「Aちゃんもう食べないの?」

A「え?まだ食べるよ?多分」

亮介「A。食べろよ。監督に言われてるんだよ」

春市「そうだよ!Aちゃん!僕も御幸先輩に言われてるから!」

亮春「自宅に帰ってる時に体重減らさないように!」

ピロン

A「ん?前田監督から?」

前田食ってるか?
Aえ?エスパーですか?
前田監督命令だ。自宅に帰っていてもちゃんと食え!いいな?
Aうぅ。はぁい。

亮介「前田監督なんて?」

A「ちゃんと食えって。」

裕之「逃げられねぇな!笑」

道流「食え食え!!170出せるようにな!!」

A「それは無理でしょ。女子で160投げる人私しかいないらしいよ?」

翔「そりゃそーだ。」

翔「こんな細腕で160なん手投げれるわけないだろ。肩壊すぞ」

裕之「翔。」

A「お父さん。お父さんに心配かけてるのはわかってるけど、私は青道に入って良かったって思ってる。」

翔「俺は、Aと親子共演がしたかったんだ!」

A「また言ってるよ笑」

美歌「お父さんほんとにしたかったみたいよ?親子3人で」

A「また今度ね。足が治ってから考えるよ」




裕之「A。俺と一緒に買い物行こうぜ」

A「??いいけど」

A「裕之おじいちゃんどこ行くの?」

裕之「なあ。Aお前無理してるだろ」

A「え?」

裕之「3年の前で泣いてないんだって?」

A「うん」

裕之「青道高校のエースがそんな落ち込んでてどーするよ。お前ら。3年の仇を取ろうと思わねぇのか?」

A「思ってるよ。私だけで甲子園に行けると思う!?どーしたらピッチャー陣が良くなるか考えるけど何も思いつかないの!私のせいで1年生に辛い思いさせた!それが先輩としての姿だったのか!分からないのよ」

裕之「お前さ。自分のこと買い被りすぎじゃない?」

A「は?」

裕之「お前はまだまだ未熟だろうが。からだもできてない。怪我してる。日本の最強エースって言われてんだろうけどまだまだ全然だぞ」

A「…。まだまだ未熟。そうだね!私はまだ進化途中。前進するのみ!」

裕之「おう。もう少し気楽にやってみろ。」

A「ありがとね!裕之おじいちゃん!」


A「ただいま〜」

A「春市。明日青道に帰るよ」

春市「え?」

A「立ち止まってる暇は無い。」

春市「っ!うん!!(Aちゃんさっきも言ってたけど目が全然違う。ほんとに吹っ切れたんだ。)」

夏子「えぇー!もう帰っちゃうの?」

A「私は自宅から通うからまた帰ってくるけどね」

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作者名:瀬戸琉依 | 作成日時:2023年8月20日 17時

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