123 ページ26
美歌「Aちゃんもう食べないの?」
A「え?まだ食べるよ?多分」
亮介「A。食べろよ。監督に言われてるんだよ」
春市「そうだよ!Aちゃん!僕も御幸先輩に言われてるから!」
亮春「自宅に帰ってる時に体重減らさないように!」
ピロン
A「ん?前田監督から?」
前田食ってるか?
Aえ?エスパーですか?
前田監督命令だ。自宅に帰っていてもちゃんと食え!いいな?
Aうぅ。はぁい。
亮介「前田監督なんて?」
A「ちゃんと食えって。」
裕之「逃げられねぇな!笑」
道流「食え食え!!170出せるようにな!!」
A「それは無理でしょ。女子で160投げる人私しかいないらしいよ?」
翔「そりゃそーだ。」
翔「こんな細腕で160なん手投げれるわけないだろ。肩壊すぞ」
裕之「翔。」
A「お父さん。お父さんに心配かけてるのはわかってるけど、私は青道に入って良かったって思ってる。」
翔「俺は、Aと親子共演がしたかったんだ!」
A「また言ってるよ笑」
美歌「お父さんほんとにしたかったみたいよ?親子3人で」
A「また今度ね。足が治ってから考えるよ」
夜
裕之「A。俺と一緒に買い物行こうぜ」
A「??いいけど」
A「裕之おじいちゃんどこ行くの?」
裕之「なあ。Aお前無理してるだろ」
A「え?」
裕之「3年の前で泣いてないんだって?」
A「うん」
裕之「青道高校のエースがそんな落ち込んでてどーするよ。お前ら。3年の仇を取ろうと思わねぇのか?」
A「思ってるよ。私だけで甲子園に行けると思う!?どーしたらピッチャー陣が良くなるか考えるけど何も思いつかないの!私のせいで1年生に辛い思いさせた!それが先輩としての姿だったのか!分からないのよ」
裕之「お前さ。自分のこと買い被りすぎじゃない?」
A「は?」
裕之「お前はまだまだ未熟だろうが。からだもできてない。怪我してる。日本の最強エースって言われてんだろうけどまだまだ全然だぞ」
A「…。まだまだ未熟。そうだね!私はまだ進化途中。前進するのみ!」
裕之「おう。もう少し気楽にやってみろ。」
A「ありがとね!裕之おじいちゃん!」
A「ただいま〜」
A「春市。明日青道に帰るよ」
春市「え?」
A「立ち止まってる暇は無い。」
春市「っ!うん!!(Aちゃんさっきも言ってたけど目が全然違う。ほんとに吹っ切れたんだ。)」
夏子「えぇー!もう帰っちゃうの?」
A「私は自宅から通うからまた帰ってくるけどね」
30人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瀬戸琉依 | 作成日時:2023年8月20日 17時