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翌日の練習
A「今日ギャラリー多くない？」
一也「決勝前だしな」
A「そっかそっか」
一也「体調は？」
A「んー。熱下がんなかったから今から浩介先生のとこ」
一也「そっか。なんもねぇといいけどな」
一也はAの頭に手を置きわしゃわしゃと撫でる。
一也「帰ってきて浩介先生が許可出したらブルペンいこうぜ。俺が受ける」
A「まじ？嬉しい！病院行かず投げようかな」
一也「病院行け。」
A「はぁーい。行ってきます」
Aは礼ちゃんと一也とは反対方向へ進む。
車に乗り病院へ
看護師「小湊Aちゃーん。1番へお入りください」
ガラガラ
A「浩介先生。久しぶり」
浩介「Aちゃん。久しぶりだね今日はどうしたのかな？」
A「熱下がんなくて。昨日から」
浩介「そうか。じゃあお腹の音から聞いていくね」
浩介「んー。呼吸音がおかしいね。呼吸しにくくない？」
A「うん。ヒューヒュー、ゼーゼー言ってる」
浩介「だよね。無理したりした？」
A「むりはしてないとおも、、う。」
浩介「なんでそんなに歯切れが悪いの笑」
A「今日投げれる？」
浩介「今日は無理かなぁいつ決勝だっけ？」
A「明後日」
浩介「明後日投げたいなら今日までは休むこと。明日も熱下がらなかったら大会は諦めて。入院ね」
A「えーーー！！なんで！？」
浩介「このままだとAちゃん呼吸器がないと生きていけなくなるよ？」
A「ん。わかったよ…。」
浩介「じゃあ、点滴したら帰ってもいいよ。」
A「うん！ありがとう！」
浩介「Aちゃん先生も決勝見に行くからね」
A「え！ほんと！？じゃあ気合いで治さないとね！」
礼「夜桜先生。Aは大丈夫なんですか？」
浩介「んー。この調子だとやばいですね。」
礼「やばいとは？」
浩介「このままだと酷くなる一方ですね」
礼「え。じゃあ…試合は」
浩介「いえ。出てもいいんですが…」
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作者名：瀬戸琉依 | 作成日時：2023年8月20日 17時
