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泣き疲れたのかAはスヤスヤと眠ってしまった。

礼「日本代表に選ばれたって言ってもまだ17歳。3年生のエースが離脱しその不安も、緊張感も疲れもストレスだったんだろうな。」

2のB

一也「あれ?Aは?」

Aといつも一緒にいる友達田中瑠莉菜(るりな)さんに聞いてみた。

るり「Aちゃんは体育の時に倒れて、保健室行ったよ〜?」

一也「え?まじ?サンキュ!」

ガラガラ

一也「A!!?大丈夫か!!?」

「Aさんなら熱が出て高島先生ともう寮に戻ったわよ?あなたは授業に戻りなさい?」

一也「は、はい。」

倉持「Aいたか?」

一也「いや。熱が出て寮に戻ったらしい」

倉持「はぁ?ねつぅ?大丈夫なのかよ」

一也「いや。大丈夫じゃねーよ。あいつ体よえぇーもん」

病院

先生「今日はどうしたのかな?Aちゃん」

幼児を扱うように話しかけてくるこの先生はAが幼少期から通っている大学病院の担当医の夜桜浩介先生だ。

A「こうすけ先生。久しぶりに熱出た」

浩介「ちょっと心臓の音聞くね」

A「うん」

浩介「あー。呼吸キツくない?気管支がやられちゃってるね。」

A「呼吸は浅くて短いよ。あと頭がグワングワンする。」

浩介「気管支喘息、ストレス性発熱だね。もくもくさんしよっか。あと点滴も」

A「点滴痛いから嫌なんだよね〜」

浩介「ワガママ言うな笑どうする?このまま点滴打つ?それともベットに寝る?2時間ぐらいだけど」

A「ごめん。キツすぎて寝たい」

浩介「いつもの部屋でいい?」

A「うん。いいよ。でもそこまで歩けない。」

浩介「点滴しながら車椅子で行こっか。」

A「うん。礼ちゃんにも言わないと」

浩介「俺が言っとくよ。ネブライザーとかの説明とか色々あるしね」

A「浩介先生ありがとう」

浩介「2時間たったら行くから」

A「はーい」

礼「小湊Aの所属している野球部の副部長をしています。青道高校の高島礼と言います。」

浩介「ご丁寧にありがとうございます。僕はAの幼少期からの担当医をしています。夜桜浩介です。」

礼「えっとAは?」

浩介「ああ。点滴が終わるまで病室で寝てますよ。あとネブライザーもね。」
「Aは気管支喘息とストレス性発熱ですね。大会から帰ってきてリフレッシュする間もなく文化祭、合宿だったんですよね。Aの体の弱さなら発熱するのも仕方がないかと。」

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作者名:Aqua | 作成日時:2023年6月10日 15時

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