第六十三話 ページ17
kn「でもこれは流石におかしいやろ」
『…ｯ！』
kn「……何で嘘つくん？」
何も言えない。
初めてバレて、シッマの少し怒った目に見つめられて……頭が真っ白だ。
何か言わなきゃ……
『嘘じゃ…無いでっ』
kn「……」
必死になって唯一言えたのがそれだった。
長くて重苦しい沈黙が流れる。
あぁ…もう、無理だ。
そう思い、諦めかけていた。
でもコネシマはそれ以上何も聞かず、袖を下ろしてくれた。
驚いてバッと上を見上げると、コネシマは笑っていた。
kn「遊びすぎたなぁ！そろそろ帰らなあかんわ！！」
『えっ………あ、ほんとだ』
時間は既に5時前。
kn「本当はもっと遊びたいんやけどなあ…」
『門限があるからな……』
俺も立ち上がり、泥をはたき落とす。
そしてニコッと笑い、帰ろうかと言ってメイドをスマホで呼ぶ。
遊んでる時にメイドや護衛が近くにいないのは、コネシマが命令したから。
監視されながらなんか、そんなん楽しく無いわ！ってな。
そのままコネシマを見送り、俺も屋敷に帰る。
出された宿題を少しやって、テーブルマナーも含めた夕食を取る。
その後は……お怒りタイムだ。
「何でまだ終わってないの！！」
「ナイフの持ち方が少しズレてたわ！！」
「腰が曲がってたわ！！！」
「足音は立てない様にって言ってたでしょ！！」
「声を出すんじゃ無いわ！」
ただただ暴言と暴力を受ける。
頭は腕で守ってる、腹は膝を曲げて守ってる。
本当に少しだけなのに、、良くそんなに言える事を思いつくね。
僕ちゃん感心しちゃうよ()
流石に殺されやしない…よなぁ。
でも今日は怒ってる時間が長いな…どうしたんだろう
そうだ、爺が言ってたわ。
爺「先程、旦那様は奥様にお金の使いすぎで怒られていましたので、少々機嫌が悪いかと……」
ハハッ、やばいなあ。
意識が朦朧としてきて、呻いていた声も出なくなった。
父さんやメイドさん達の部屋はここから遠いし、誰も…気付けない、気づかない。
……気付かせない。
少しだけだけど、防音もしてあるし、通ったとしても…わか…らない……でしょ
意識を手放した、扉が勢いよく開いたのを最後に見て。
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通りすがりの腐女子ｨ！ - 控えめに言って神作者。 普通に言って神(×114514)作者 (2020年11月21日 20時) (
レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ファイトです！楽しみにしてます！ (2020年6月15日 6時) (レス) id: f4ba5b6840 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - レモンです。田中Jr.、田中って…脱獄ですよねww (2020年6月14日 18時) (レス) id: f4ba5b6840 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あの…グルッペン･フューラーです。ヒューラーじゃなくて。 (2020年5月13日 14時) (レス) id: 251e5ea021 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - あんりさん、コメントありがとうございます！無理しない程度に頑張らさせていただきます！！ (2020年5月2日 12時) (レス) id: ca685f05f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誰でしょう？ | 作成日時：2020年4月30日 8時
