今日:20 hit、昨日:3 hit、合計:109,342 hit
小｜中｜大
27 ページ29
「嫌とかじゃないんです。ただ、茅ヶ崎さんって劇団に所属してる役者さんじゃないですか。MANKAIカンパニーって特に女性ファンが多いですしスキャンダルとか良くないかなと思って。でも茅ヶ崎さんともっとお話ししたくて、会社帰りにスーツで居酒屋とかアニカフェとかデートっぽくない感じならいいかなと。あと服装も男っぽく見える感じにしてみました。」
もし遠くから撮られた写真が流出しても男友達で言い張れるかなと思って、と彼女は悪戯っぽく笑った。
「よかった。俺とデートが嫌なんじゃなくて。」
「え？」
思わず漏れでた言葉に自分もびっくりして焦ってしまった。
「いや、何でもない！そこまで考えてくれてありがとう。……じゃ、カラオケでも行かない？そんなにデートっぽくないし入ってしまえば外から見えないし。」
「あ、いいですね！ゆっくりお話できるし！」
「嫌なわけないじゃないですか。」と言葉が聞こえたような。気のせい、かな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桃 | 作成日時：2020年3月25日 23時
