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yt side
授業が終わり、先生に会いたくなって教室を出た。
会釈してくる人たちに軽く挨拶して歩く廊下はいつもより長く感じられた。
程なくして着いた保健室。
ドアに触れても何故だか、温かくて透明なあの気配を感じられない。
「 せーんせ…ってあれ、いない？」
やっぱりいない。
職員会議ではないだろうし、滅多にここから出ない先生は必ず俺宛の置き手紙を置いて行くから、ないのは変だな。
顎に指を置き、考える。
何となく嫌な予感がして部屋を飛び出した。
そんなに遠くには行っていないはず。
俺がここまで来るまでのルートを通っていないとしたら選択肢は限られる。
どこだ…四角になる、人通りの少ない場所…
あらゆる可能性と選択肢の結果、導き出した答え。
( 僕、ずっと前から先生のこといいなって見てたんです…！)
「 やめっ……やっ！」
ほら、俺はあなたがどこにいても見つけられる。
運や頭脳とあと、運命で。
「 …その手を離せ 」
壁に押しやられていた先生の細い手首をとり、自分へ寄せる。
間抜けズラをする他クラスの生徒は鈍いのかまだ先生に触れていて、イラついた。
( な、なんっで…中島さんが…っ！)
ゆうと、とあなたの甘い呟きに目が眩む。
こんな風に一人にしてしまってごめんなさい、先生。今助けるよ。
「 聞こえないのか？その汚い手を離せと言っているんだ。」
( っす、すみませんでしたっ…！)
幸い頭はそこまで悪くないのかこの場を去った男を視界の端に映しながらも気持ちは先生に。
「 大丈夫…じゃないよね。怖かった？何された？怪我してない？」
光「 …そんな質問攻めしなくても。」
「 だ、だって！」
光「 ふふ。怖かったけど、何もされてないよ。されそうな前に裕翔が助けてくれたし。あと怪我はしてません……っわ 」
上目遣いで笑う先生に、たまらなくなって抱きしめた。
「 よかった…っ！ほんっとまじで心臓に悪い！」
光「 …口調、崩れてるよ 」
「 もうムードのかけらもない！」
光「 ふふ。ごめんごめん 」
背中に回ってきた、細い腕にまた胸が高鳴る。
嬉しいやら恥ずかしいやらで鼓動が早まるのすら聞こえてそうだ。
「 ねえ、先生 」
光「 んー？」
あなたが傍にいるだけで世界が鮮やかになる。
「 結婚してください 」
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りん - レスありがとうございます！とってもステキなやまちねでした…。ありいのもすごく好きです！依存してる山田くん、もうカッコ良かったです（（ これからも神楽様を応援してます！頑張ってください！！！ (2018年3月27日 7時) (
レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - りんさん» やまちね書いてみましたが…いかがでしたか？短編ですので長々と書けずぎゅっと詰めたものになってしまいましたが…よかったら感想聞かせてくださいね。 (2018年3月26日 15時) (レス) id: 120d45bab3 (このIDを非表示/違反報告)
とびっ子の跳びっ子(プロフ) - 神楽さん» そうですか… お忙しいのにわざわざレスありがとうございます！これからも応援していますので頑張ってください！ (2018年3月21日 21時) (レス) id: 7f79df94fb (このIDを非表示/違反報告)
りん - レスありがとうございます！リクエストいいですか？？やまちね が見たいです！ 先ほど拝見させていただいたありちねに出てきた山田くんが素敵で…。お互いに依存しているやまちねを 神楽さんに描いて欲しいです。お時間あればでいいので、お願いします。 (2018年3月21日 8時) (レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエスト、だめですか？ (2018年3月20日 23時) (レス) id: 324f9ed5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽
| 作成日時：2018年3月12日 1時
