愛と花束 ytcn ページ1
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フランスの小説家の言葉。
��恋が芽生えるには、ごく少量の希望があれば十分である��
僕は恋愛にこれっぽっちの期待や希望を抱いていないからだろうか。
この言葉を聞いたとき、ピントこなかった。
「 知念侑李、」
「 なんでしょう 」
「 僕と結婚を前提にお付き合いしましょう 」
「 …お断りします。」
丁寧に腰を降り、俺から遠ざかる小さな背中。
それにまた性懲りも無く手を伸ばしたくなって、やめた。
「 …なあ、涼介 」
「 んー？なんだい？」
「 何故彼は僕を拒絶するのだろうか 」
「 君のことを好いていないからじゃない？」
８歳の時、父に言われた。
『 いつ何時でも完璧でありなさい。』
だからだろうか。
勉強、運動、経済、人付き合い。
何をしてもつまらなくなった。
涼介「 ただなぁ、君は絶望的に疎い。そこは誰かに補って貰う必要があるのでは？」
棒付きキャンディーを舐めながら、昔からの馴染みである涼介が笑った。
「 それで知念侑李に好かれないのか、僕は 」
涼介「 まぁ今のままでは彼とお付き合いどころかお友達にもなれないということは肝に命じておいても損はないかな 」
「 そうか、分かった。」
涼介「 嘘つけ。分かってないくせに 」
小さな頃から英才教育されてきたおかげで、競争や勝負という類で負けたことが一度もない。
いかなる番付でも絶対的な一位を誇ってきた。
そのための努力なら惜しむことは何もない。
いずれは父の企業を継ぎ、グループのトップに立つのと同時に更なる発展も望めると自負している。
「 それなのに……何故、僕は彼と意思疎通が測れないんだ 」
涼介「 相手は機械じゃないんだから。思い通りになるわけないだろ 」
「 でもこんなにも将来有望な男はいないだろう 」
涼介「 その考えが根本的に間違ってるんだよ。知念侑李おろか、どれだけ従順な他の人でもダメだね 」
呆れ口調の涼介に眉を落とす。
僕がこの世で確実に解明出来そうにないことの一つに、恋愛があった。
「 彼なら、見合うと思ったんだ…」
成績は僕に続き毎回二位をキープ。
父親は大手商社マン、母親はバイオリニスト。
さらにはあの美貌。
柔らかな黒髪、白雪色をした肌、影のできる長い睫毛、澄んだ黒をした瞳。
慎ましやかな言動や綺麗な言葉遣いもいい。
彼は案件として不備がなかったんだ。
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りん - レスありがとうございます！とってもステキなやまちねでした…。ありいのもすごく好きです！依存してる山田くん、もうカッコ良かったです（（ これからも神楽様を応援してます！頑張ってください！！！ (2018年3月27日 7時) (
レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - りんさん» やまちね書いてみましたが…いかがでしたか？短編ですので長々と書けずぎゅっと詰めたものになってしまいましたが…よかったら感想聞かせてくださいね。 (2018年3月26日 15時) (レス) id: 120d45bab3 (このIDを非表示/違反報告)
とびっ子の跳びっ子(プロフ) - 神楽さん» そうですか… お忙しいのにわざわざレスありがとうございます！これからも応援していますので頑張ってください！ (2018年3月21日 21時) (レス) id: 7f79df94fb (このIDを非表示/違反報告)
りん - レスありがとうございます！リクエストいいですか？？やまちね が見たいです！ 先ほど拝見させていただいたありちねに出てきた山田くんが素敵で…。お互いに依存しているやまちねを 神楽さんに描いて欲しいです。お時間あればでいいので、お願いします。 (2018年3月21日 8時) (レス) id: 13aa0fd7e6 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエスト、だめですか？ (2018年3月20日 23時) (レス) id: 324f9ed5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神楽
| 作成日時：2018年3月12日 1時
