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わ ページ6

ベランダに座る貴方


貴方は私を誘う







結露越しの街に白い翼を見た


その四肢を見た






間違いなく貴方は私の天使だったはずなんだから





光差すバルコニーから手を伸ばした


手すりから身を乗りだす





…確かに…掴んだはずだった










ゆっくりと…堕ちていく





今際の際で貴方に身を捧げる




幸福の定義さえ覆るほどに綺麗なその瞳に命も、心も全部、全部奪われてしまった




でも、今はひたすら貴方と…

「いっそ、天国が見たいな」

って笑った







暗い方は見ないで飛び立っていくんだ…

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作品のジャンル：恋愛
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作者名：にに | 作成日時：2023年10月9日 16時

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