彼女は最弱のはずだった【stpr】

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そのあと、(なぜか)悪魔の助けも借りながら色んな能力を会得していった。

悪魔「これで、私と対等に戦えるな」
『ありがとう、最高の戦いになりそう』

改めて戦闘態勢に入り、飛びかかる。

悠と圭にぃは、各自のメイン能力で攻撃を入れる。

私は裏に回って…

『っ、今だ』

悪魔の動きを止めた。

悪魔「なっ…」
『これきつ…早く！やるならやって…！』

ただでさえ魔力の圧に押しつぶされそうなのに…

力も強いし、魔法に対する反発性も高いから長くは持たない…！！

私が捕まえている間に、ふたりで攻撃を全力で撃ち込む。

『ぅ、わっっっ！』

私の拘束は解かれ、吹っ飛ばされる。

「「Aっ！」」
『大丈夫、大丈夫だから』

まさか、１０歳で悪魔と戦うなんてね、楽しくてしゃーないよ。

悪魔「………」

悪魔はそっと空の上の方へ。

『ちょ…！』
悠「たけぇって」
圭「さすがにそこまでは行けねぇな…」

そして、何か魔法を放ったあと、消えてしまった。

後々わかった事だけど、悪魔の魔法は記憶を消す魔法だった。

その、私たちの戦いだけを記憶から消し、何も無かったようにした…

街は綺麗に直っていたし。

そして、最悪の災厄の話は、誰にも知られることなく、これで幕を閉じるわけだ…

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